故キャメロン・ボイスの演技が見られる最後の映画『Runt(原題)』の予告編が公開された。(フロントロウ編集部)

キャメロン・ボイス主演、『ラント』の予告編公開

 ディズニー・チャンネルのドラマ『ジェシー!』のルーク・ロス役、そして映画『ディセンダント』のカルロス役で人気を博したが、2019年7月6日に、持病のてんかんによる発作によって睡眠中にこの世を去ったキャメロン・ボイス

 20歳という若さで旅立った彼は、生前に精力的に活動していたため、その死後にも新作が多数リリースされてきた。しかしついに、彼の演技が見られる最後の映画『Runt(ラント)』の公式予告編が公開された。

 キャメロンが演じるのは、主人公のカル。彼はある日、片思いしていたガブリエラをデートに誘ったことで、彼女の彼氏であるアメリカンフットボールのスター選手ヴィクやその仲間から激しい暴力のターゲットにされる。カルを含む高校生たちは、暴力の連鎖によって深い闇に引きずり込まれていく…。

 予告編映像では、暴力にさらされるなかで、心の中に芽生えた闇を増長させていくカルを演じ、鬼気迫る目力を見せるキャメロンの姿を見ることができる。『Runt』は、全米で10月1日に劇場公開予定。

 ちなみに、本作は若者の暴力、そして大人からのサポートの欠如などを深掘りした作品となっているが、キャメロンの家族は彼の死後に、キャメロン・ボイス基金(The Cameron Boyce Foundation)を設立しており、「若者に対して、暴力やネガティブなものの代わりに芸術や創造というはけ口を提供し、世の中にプラスな変化をもたらすことを目的」としている。

 この基金は、生前にチャリティ活動に熱心だったキャメロンの意志を受け継いで設立された。

(フロントロウ編集部)

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