ティモシー・シャラメによると、『DUNE/デューン 砂の惑星』は『ハリー・ポッター』のようなものだという。その理由とは?(フロントロウ編集部)

ティモシー・シャラメがポールを演じる『Dune』

 2021年最大の注目作の1つである映画『DUNE/デューン 砂の惑星』が、10月15日に満を持して公開となる。

 ティモシー・シャラメが宇宙を変える貴族ポール・アトレイデスを演じることでも注目を集める本作は、1965年に刊行されたフランク・ハーバートによる小説が原作。壮大な世界観である原作を、映画『メッセージ』や『ブレードランナー 2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映像化するというニュースは、主演に起用される前のティモシーの心も揺さぶったそう。

 「(制作決定の)アナウンスからは、神経をとがらせたよ。前にも言ったけど、原作やデヴィッド・リンチ版、ゲームなどすべてのファンが理由だね。そこには愛と感情の強さがある」と、米Deadlineのインタビューで明かしたティモシーは、なんとグーグルアラートを使って制作情報を随時追い、イベントなどでヴィルヌーヴ監督が同じ会場にいた時には、彼に自分を印象付けようと、監督に話しかけたり、できるだけ彼の近くにいるようにしたりしたという。

『Dune』は『ハリー・ポッター』的存在?

 とはいえ、多くの人が感じているとおり、ポール役としてティモシーは適役。ティモシーの努力もあってか、監督も、ティモシー以外に「他の候補がいなく、プランBがなかったので断られたらどうなっていたか」と語っている

 それほどまでに『Dune/デューン』の世界観にフィットしているティモシーは、映画に主演するにあたり、原作の偉大さを感じたという。その存在感は、まるで現代のあの作品かも?

 「僕たちのポップカルチャーや映画、本などの多くは原作の『デューン』や、そのなかに書かれた哲学から派生している。どれだけ多くの人が、あの小説にどれだけ深い繋がりを持っているのかを知った時には衝撃だった。僕たち世代が『ハリー・ポッター』とともに育ったのと似てるんじゃないかな。座って、それを読む時、『デューン』でも同じことが見えるのは良いよね。(『デューン』は)いわゆる“読むのが難しい”ものではないんだ。でも簡単に消費できるようにも作られてはいない。それは言えるね」

 小説も映画も、世界中で知らぬ人はいないと言っても過言ではないほどの人気を誇る『ハリー・ポッター』シリーズ。フィクションの影響力は、計り知れない。そんな力を、1965年の『デューン』からも感じると語ったティモシー。その映画版もまた、多くの人に影響していくだろう。

 超巨編『DUNE/デューン 砂の惑星』は、10月15日に全国公開!(フロントロウ編集部)

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