9月3日(金)より公開が始まった映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』で主演を務めるシム・リウ、下積み時代に日本に来たがっていたことが判明!(フロントロウ編集部)

世界中で大ヒット!『シャン・チー/テン・リングスの伝説』

 MCU初のアジア系ヒーローを描く『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が2021年9月3日より公開となった。本作は、『アイアンマン』シリーズに登場した悪の組織、「テン・リングス」の秘密がついに明かされるとして、多くのファンの注目を集めながら公開がスタート。公開直後より世界41カ国で初登場No.1の動員数を記録し、9月3~6日の4日間で全世界興行収入1億3,970万ドルを突破。米辛口映画批評サイトRotten Tomatoesでも98%という高い観客スコアを獲得している。

 そんな本作で主演を務めるシム・リウは、中国出身のカナダ人。2013年にギレルモ・デル・トロ監督の映画『パシフィック・リム』でエキストラとして出演したことをきっかけに俳優としての活動を始めた。

 その後テレビドラマを中心に数々の作品でキャリアを積んできたシムだが、そんな下積み時代に日本にまつわる面白いツイートをしていたのをフロントロウ編集部が発見した。

シム・リウ、日本に行きたいけど…

 シムの俳優としての活動が少しずつ軌道に乗り始めたのは、2015〜2016年頃。先日フロントロウでもお伝えしたように、ストック画像のモデルやドラマ『HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン』のスタントダブルとして活動していたシムは、2015年11月に始まったカナダのテレビドラマ『Blood and Water』で主演を務めた。

画像: シム・リウ(一番左)、2015年

シム・リウ(一番左)、2015年

 そして2016年3月、制作予算の確保を目的に、主演映画『Neon Nights: Rise of the Triad Underworld』の予告編映像を公開。これを見たあるユーザーに「日本に行ったことがあるから、細部の出来の良さが分かる」と褒められると、「ずっと日本に行きたかったんだ」と返答。そして続けて、「いつか、今ほどお金のないアーティストじゃなくなった時にでも(行きたい)」と、当時の金欠ぶりに対するシムらしさあふれる言葉を付け加えた。

 映画『Neon Nights: Rise of the Triad Underworld』は、シム演じる主人公が父の殺人事件の謎を解くためにある町へ戻ってくる、という筋書きのもので、シムがまるで香港ノワール映画のように素晴らしいアクションを披露するシーンが予告編に収められているが、残念ながら思うように予算が集まらず、制作の計画は頓挫してしまっている。

 ちなみにシムは『シャン・チー』のアジア各国向けのプレスデーで、共演したトニー・レオンに「(スノボをしに)日本に行かないかと言われた」と語っている。トニーはコロナ禍以前は頻繁に冬の北海道に訪れ、スノーボードを楽しんでいたことで知られるが、今後2人が仕事やレジャーで日本に来られるような安全な世界が再び戻ってくることを願う。(フロントロウ編集部)

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