アインシュタインが一般相対性理論の方程式の初期バージョンを使って書いた計算書が、4億円近い価格で競売にかけられる。(フロントロウ編集部)

初期の相対性理論を使ったミケーレ・ベッソとの計算メモ

 フランスのオークションハウス「クリスティーズ」で現地時間11月23日にオークションにかけられるのは、アインシュタインが一般相対性理論の方程式の初期バージョンを使って計算を記したメモ書き。

 54枚におよぶ原稿はアインシュタインと彼の友人でありコラボレーターのミケーレ・ベッソによって書かれており、アインシュタインの手によるものが26ページ、ベッソの手によるものが25ページ、両者によるものが3ページあるという。原稿の中で2人は、何十年も科学界を悩ませてきた水星軌道の異常に取り組んでいる。

【関連記事】マクドナルドを捨てて17億円失った男性、その後の「展開」がすごい

 クリスティーズが提示している予想落札価格は、約2億6,000万円〜3億8,000万円(200〜300万ユーロ)。この原稿は1996年11月にクリスティーズにて一度出品・落札されており、その当時の落札額は約4,300万円(39万8,500ドル)だった。今回25年ぶりに再び出品されることとなり、その価格はさらに高騰。クリスティーズは、「これまでにオークションに出品されてきたアインシュタインの原稿の中でも、最も貴重なものであることは間違いありません」としている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.