映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で主演を務める俳優のダニエル・クレイグが、娘を自殺で失った父親たちが立ち上げたチャリティイベントに寄付を行なっていたことが明らかになった。(フロントロウ編集部)

ダニエル・クレイグが娘を亡くした父親たちに寄付

 現在公開中の映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』をもって約15年間演じてきた『007』シリーズのジェームズ・ボンド役を退くことを発表している俳優のダニエル・クレイグ(53)は、2人の子を持つ父親でもある。そんな彼が、娘を自殺で亡くした父親たちが立ち上げたチャリティ活動「Three Dads Walking(スリー・ダッズ・ウォーキング)」に寄付を行なったことが判明した。

画像1: ダニエル・クレイグが娘を亡くした父親たちに寄付

 「スリー・ダッズ・ウォーキング」は、それぞれ娘を自殺で亡くしたアンディ・エイリー氏、マイク・パーマー氏、ティム・オーウェン氏の3人が立ち上げたチャリティイベントで、亡くなった娘たちを偲びながら3人の自宅を繋ぐ約482キロの道のりをウォーキングし、道中で寄付を募るというもの。集められた寄付金は、イギリス国内で自殺予防のための活動を行なっているチャリティ団体であるPapyrus(パピルス)に送られる。

 イベントを企画した3人によれば、ダニエルからは1万ポンド(約154万円)の寄付があったといい、エイリー氏によれば、ウォーキングをスタートさせる前に、ダニエルから寄付の申し出があったという。「ダニエル・クレイグから、喜んで名前を提供しますというメッセージを受け取ったのです」とエイリー氏は英The Guardianに明かしている。

 「本当に嬉しかったです。とても寛大な額の寄付でしたが、世界で最も有名な俳優が喜んで手を差し伸べてくれたという事実が嬉しいです」とエイリー氏は語った。

画像2: ダニエル・クレイグが娘を亡くした父親たちに寄付

 ダニエルは、現地時間9月28日にイギリスで開催された『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のワールドプレミアに、前妻で俳優のフィオナ・ロードンと彼の間に生まれたエラ・ロードンを伴って出席。会場から出て車に乗り込む際には、カメラマンたちから守るようにエラの手を引きながら車に向かうなど、父親としての顔を見せていた。

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(フロントロウ編集部)

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