スキンシップの質を向上させる「潤滑ゼリー(ローション)」を化粧下地の代わりとして使う斬新なメイク法がTikTokに登場。「意外と悪くないかも!」と海外でまさかの大バズり。(フロントロウ編集部)

潤滑ゼリーでメイク持ちUP?斬新すぎるメイク法が登場

 若者たちの間で今最もホットなトレンド発信源となっているショート動画を中心としたSNSアプリ、TikTok(ティックトック)。

 これまでにも、数多くの奇想天外なチャレンジやメイクテクニックが誕生しては注目を集めてきたけれど、いまメイク好きたちの間で話題になっているのは、メイクの前に使用する「化粧下地」の代わりに潤滑ゼリー(ローション)を使うという、これまた斬新すぎるメイク法。

 このメイク法の発案者であるTikTokユーザーのショーン・アンソニーによると、なんでもファンデーションと潤滑ゼリーを混ぜ合わせて顔に塗ることで、潤滑ゼリーが化粧下地のような役割となり、毛穴や凹凸を自然にカバー。つるんとしたなめらかなベースメイクに仕上がるのだとか。

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 この化粧下地の代わりに潤滑ゼリーを使う斬新すぎるメイク法、通称「#lubeprimer」はTikTok上で瞬く間に拡散され、あっという間に100万件以上の「いいね」を獲得。実際に試したというユーザーからは「意外といける。思っていたより悪くないかも」という意見もあれば、「これは絶対にダメ。毛穴がつまって肌が荒れちゃう」など賛否両論が巻き起こっている。

肌のプロはどう見ている?

 では、肌のプロフェッショナルたちはこのTikTokのトレンドをどう評価しているのだろうか。

 ベースメイクがなめらかに見える要因について、皮膚科医のステイシー・チメント医師は「いまTikTokで話題になっている潤滑ゼリーには、カスターオイル(ひまし油)が含まれている可能性がある。これらのカスターオイルには、肌に水分を引き込んでうるおいを閉じ込め、毛穴をなめらかにする働きがあり、実際にプライマーなどにも使用されている」と米Teen Vogueで説明。

 一方で、チメント医師は「しかし、皮膚科学的観点からみると、潤滑ゼリーには多くの懸念点がある。とくにニキビができやすい人は毛穴の詰まりを引き起こす可能性がある」とも忠告。

画像: 肌のプロはどう見ている?

 コネチカット州の皮膚科医であるモナ・ゴハラ医師も、これには同意見のようで「あなたが使っている潤滑ゼリーがワセリンベースでない限り、セックス用品とメイク用品を混ぜてはいけない」と米Allureで警告。

 続けて、「一般的な潤滑ゼリーには、ノノキシノール-9、プロピレングリコール、香料など刺激になる成分が含まれている場合がある。これらを顔に使うと、ニキビ、赤み、またはひどい炎症を引き起こす恐れがある」と話し、潤滑ゼリーをメイク用品として使うメリットは一切ないとバッサリ切り捨てた。

 潤滑ゼリーを使ったTikTokで話題のメイク法。不要な肌トラブルを引き起こさないためにも、結局はメイクのために作られた化粧下地を使ったほうが良いかも。(フロントロウ編集部) 

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