亡くなる前に父親が書き残したメモ
アーカンソー州に住む2人の姉妹が、あるデザインのタトゥーを入れた。
姉のアナと妹のアブリエルは、父ルドルフを2021年1月に新型コロナウイルスによって亡くした。彼は2020年3月にパンデミックが発生する前に間質性肺疾患と診断されていたという。
「もしかしたら彼に(新型コロナウイルスを)移してしまうんじゃないかと心配しすぎて、父にほとんど会ってなかったです。でも心配しすぎた結果、最悪の悪夢は現実になってしまった」と、アナは米Foxの取材で後悔の気持ちを明かす。
新型コロナウイルスに感染してから2カ月後に66歳で亡くなったというルドルフ。しかし彼が最後に書き残したメモに、アナとアブリエルだけでなく、多くの人が涙している。そこには、こんな一文が書かれていた。
「最高の人生だった(It has been such a good life.)」
人の死は、残されるほうも辛い。しかし最愛の父が最後に残した言葉が幸せに満ち溢れたものであったことが、家族の気持ちを救ったことは間違いない。
そしてアナとアブリエルは、彼の最後の言葉をタトゥーにすることに。アナは父の言葉からデザインを作り、アブリエルは、父の字をそのままタトゥーで入れたという。
6人の子供とともにゲームをしたり、料理をしたりすることが好きだったというルドルフについて、アナは自身のTikTokで、「彼がパパだったことに、本当に感謝してる。いつまでも恋しく思う」と思いを綴っている。
(フロントロウ編集部)