リドリー・スコット、『エイリアン』への誇り
1979年に大ヒットし、その後6作品が公開されてきた映画『エイリアン』。現在はドラマ版の制作が、2023年の全米放送を目指して進められている。
ドラマでは初めて地球が舞台とされ、シガニー・ウィーバーが演じたシリーズの代表的なキャラクターであるリプリーの物語ではないという。
詳しいストーリーラインやキャスティングに関する情報はまだ明かされていないが、2022年春にも撮影開始が予定されている。
そんなドラマ版には、シリーズの生みの親であるリドリー・スコットが製作として携わるが、彼はドラマについてどのように考えているのだろうか? 英The Independentで、スコット監督はこう答えた。
「第1作目より良くなることはない。私が言えるのはそれだけさ」
『エイリアン』シリーズといえば、1作目をスコット監督が生み出したあと、2作目は『ターミネーター』のジェームズ・キャメロンが、3作目は『ファイト・クラブ』のデヴィッド・フィンチャーが、4作目は『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネが手掛けており、その監督陣の豪華さは他のフランチャイズ作品にはない。
そのうえで、5作目と6作目でふたたびメガホンを取ったスコット監督が、その始めの物語である1作目への愛と誇りを見せたことには、胸が熱くならずにはいられない。
とはいえ、彼も製作に携わるドラマ版には期待。
(フロントロウ編集部)