スターバックスの店員が、実際には存在しない「禁断のドリンク」の注文が相次いでいることに苦言を呈した。(フロントロウ編集部)

スタバの店員が“謎の青いドリンク”の真実を明かす

 今、アメリカのスターバックスの店員が、「トロピカルドリンク」または「禁断のリフレッシャー」とも呼ばれる“謎の青いドリンク”に頭を悩ませているという。

 スターバックスといえば、客の好みに合わせてドリンクを作ってくれるだけでなく、いわゆる“裏メニュー”にも寛大な対応をしていることで知られるが、そもそもスターバックスの既存のドリンクに青い色をしたドリンクはひとつもない。となると、たとえカスタムオーダーであっても、青いドリンクを作り出すことは不可能のように思えるが…。

画像: ※イメージ写真です。

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 実際、スターバックスには青いドリンクが作れるような材料はないと、現役のバリスタは話す。では、なぜ存在しないドリンクが流行っているのか? このバリスタが米Insiderに語った話によると、TikTokやFacebookなどのソーシャルメディアで拡散されている“イタズラ動画”が原因なのだとか。

 スターバックスの元店員がジョークのつもりで、コーヒーメーカーの洗浄液として使われているアーネックス(Urnex)を使ってブルーのドリンクを作ってSNSに投稿したのが始まりだと言われており、“スターバックスでウワサのトロピカルドリンクを頼んでみた”といったタイトルで、現在、TikTokなどに出回っている動画に映っているドリンクはすべてニセモノで、洗剤やスポーツドリンクのゲータレードを使って本物と見せかけている可能性が高いという。

 スターバックスの広報担当者も、「(SNSで流行っている)ドリンクは本物ではなく、当社の店舗では販売しておりません。当社には厳格な食品安全手順があり、飲料に化学物質を使用することはこの基準に違反します。当社では、お客様が意図的または非意図的にこれらの飲料を提供されたという事例は把握しておりません」と注意喚起している。(フロントロウ編集部)

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