俳優や監督、人道主義者など様々な肩書きを持つアンジェリーナ・ジョリーが、過酷な世界で生きるすべての女の子たちにメッセージをおくった。(フロントロウ編集部)

アンジェリーナ・ジョリーが女の子たちに伝えたいこと

 俳優や監督として活動するかたわら、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使を務め、これまでに様々な人道活動を行なってきたアンジェリーナ・ジョリーが、米ELLE主催のイベント「Women in Hollywood」のスピーチで過酷な世界で生きるすべての女の子たちにメッセージをおくった。

 現在、マーベルの新作映画『エターナルズ』のプロモーション活動の真っ只中にあるアンジェリーナは、関係者に新型コロナの陽性者が出たためイベントに出席することができず、代わりにイベントの司会を務めた俳優のエヴァ・ロンゴリアがスピーチを読んだ。

画像: アンジェリーナ・ジョリーが女の子たちに伝えたいこと

 アンジェリーナは、「私は今、パンデミックを乗り越えようとしているすべての女性のことを考えています。科学者、医師、看護師…。強さと犠牲を私たちに示し、国境を越えて貢献している人たちはほかにも大勢います」と切り出すと、「映画『エターナルズ』に出演してよかったことのひとつは、このようなグローバルなキャスト、つまり平等や権利を求める闘いがアメリカ以上に厳しい国で生まれた女性たちと一緒に仕事ができたことです。人と違うことが自分を美しくすることを知っていて、なおかつ高めることができる女性たちです。このシスターフッドの一部になれたことを本当に光栄に思っています」と言って、さらにこう続けた。

 「私たちはみんな自分がとても小さいと感じたことがあります。怖さや孤独を感じたこともあるでしょうし、この仕事をしていると、悪いことで評価されたり、利用されたりしたこともあるでしょう。女性なら誰しもが、一度はダブルスタンダードや権力の乱用、信頼性の欠如などを経験し、ソフトでオープンな姿勢を保つために戦ったことがあるでしょう。アメリカでは不平等について議論していますが、世界の他の地域で女性が直面している制限や虐待に比べれば、何の問題もありません。だからこそ、私たちはここで戦う一方で、難民や無国籍者、飢餓や暴力に直面し、基本的な権利や尊敬を求めて日々戦っている女性や少女たちに目を向けなければなりません」

 最後は、「私の話を聞いてくれてるすべての若い女の子にこれだけは知っておいてほしい。女性であることは素晴らしいことです。女性であることは贈り物です。他の人が女性であることに劣等感を抱くのは、あなたの力に対する恐れの表れです。優しさと柔らかさを保ちつつ、その力を自分のものにしてください」というアンジェリーナらしい力強いメッセージでスピーチを締めくくった。(フロントロウ編集部)

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