俳優のアレック・ボールドウィンが、映画『Rust(原題)』の撮影中に銃の誤射によって亡くなった撮影監督のアリナ・ハッチンスの遺族と会っているところを目撃された。(フロントロウ編集部)

アレック・ボールドウィンが遺族と一緒に食事

 先日、米ニューメキシコ州で撮影中だった映画『Rust(原題)』のセットで、撮影監督のアリナ・ハッチンスが小道具の銃の誤射によって亡くなる事故があった。公開された裁判資料や捜査令状によると、銃に弾が装填されていることを知らずに撃った主演俳優のアレック・ボールドウィンは、事前に助監督から“安全だ”と伝えられていたそうで、アレックに銃を渡した助監督やアーマラーと呼ばれる武器係の確認不足が事故の原因と見られている。

 事故後、「正直、この状況を伝える言葉はありません。今、私たちが経験していることやその過程について何か言うことはできませんが、みなさんが同情してくださっていることには感謝しています。彼女の人生を伝えやすいかたちでまとめるには、もう少し時間が必要だと思います」と、悲痛のコメントを発表したアリナの夫マシュー・ハッチンスは、9歳の息子アンドロスを連れてアリナの遺体が安置されているニューメキシコへ。そこでアレックと面会した。

 米Peopleによると、マシューとアンドロス、そしてアレックスの3人は、現地時間10月22日の夜にニューメキシコで関係者のみを招いて行われたアリナの追悼会に出席。翌朝、アレックが滞在するホテルで、彼のアシスタントを含む4人で朝食を食べているところを目撃された。

 故意ではないにしろ、アリナの命を奪ってしまったアレックは憔悴しきっており、進行中の他のプロジェクトをすべてキャンセルしたと伝えられている。実際、3人が一緒にいるところを見たという人から「アレックはあまりが調子がよくなさそうだった」という証言もあり、食事中はかなり重々しい空気が流れていたようだが、別れ際にアレックが2人とハグをする少しほっとするような場面もあったという。

 ちなみに、英The Sunの取材に応じたアリナの父は、「法的措置を取るかどうかはマット(アリナの夫)の判断に委ねます」としたうえで、「私はアレック・ボールドウィンの責任を問うつもりはありません。小道具の銃の管理を任されていた人たちの責任です」と述べている。ただし、アレックは本作のプロデューサーも務めていることから、何らかのかたちで責任を問われる可能性もある。(フロントロウ編集部)

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