唇の両端に亀裂が入って、ピリッとした痛みが生じる唇のトラブル「口角炎」。なにが原因かわからず、とりあえずリップバームを塗っておくという人も多いのでは? でもじつは、口角炎の原因は“乾燥”ではないという。海外の皮膚科医が「口角炎」の特徴と対処法を解説した。(フロントロウ編集部)

口角炎の原因は「唾液」

 米マイアミにある皮膚科クリニック「パシフィック スキン&コスメティック ダーマトロジー」の創業者で皮膚科専門医のトレイシー・エヴァンス医師によると、口角炎が起きる主な原因は「唾液」。

画像: 口角炎の原因は「唾液」

 エヴァンス医師いわく、わたしたちの口腔内や唾液のなかには、通常700種類以上の「口腔内常在菌」が存在しており、口の中に侵入する細菌やウィルスの異常増殖を抑え、口腔環境の維持を行なっている。

 しかし、これらの細菌バランスが加齢や病気などによる“免疫力の低下”で崩れてしまうと、細菌や真菌が増殖した唾液から炎症が引き起こされ、結果として唇の皮がむけたり、唇の端が切れたり、ひび割れたりするのだと米Instyleで説明する。そのため、ただリップバームを塗るだけでは、口角炎を完治させることは難しいとエヴァンス医師は言う。

口角炎は早めのケアが肝心

 エヴァンス医師によると、口角炎は治療し始めてから完治までに約2~4週間ほどかかるだけでなく、なにもせず放置しても徐々に悪化して痛みもひどくなってくるため、少しでも口角炎の疑いがある場合は、早めに皮膚科医に相談するのがオススメ。

 口角炎を改善する方法について、エヴァンス医師は「たいていの場合は、ナイスタチン軟膏(抗真菌薬)やヒドロコルチゾン(ステロイドの外用薬)などを患部に1日3回、とくに就寝前に塗るよう処方している」とコメント。

画像: 口角炎は早めのケアが肝心

 もし皮膚科医に行くのが難しいという場合は、食事やサプリなので栄養バランスを整えながら、口角炎に効果が期待できる市販薬を使用するのもひとつの手。ただし、自己流で行なうと余計に口角炎を悪化させる恐れもあるため、できれば皮膚科医に見てもらったほうが良いとも話している。

口角炎を予防するためには? 

 エヴァンス医師によると、口角炎を予防するポイントは、日ごろからビタミンをしっかり摂り、十分な睡眠をとって免疫力高めておくこと。また、口角炎の原因となる細菌が外部から侵入する場合もあるため、定期的に歯磨きやうがいなどを行ない、口内を清潔な状態に保つのも重要だという。

 ほかにも、高い密閉力と集中ケアができるリップバームを唇に塗っておくのもオススメ。ちなみに、エヴァンス医師のお気に入りは、米コスメブランド「アクアフォー(Aquaphor)」のリップバームだそうで、「口角炎の再発を予防できるだけでなく、唇の若々しさも保つことができる」と話している。

画像: 口角炎を予防するためには?

 唇の端が切れて痛いトラブル「口角炎」。とくに気温が低く空気が乾燥する冬はバリア機能の低下で炎症が起きやすいので、日ごろから保湿するなど唇のケアを怠らずに。(フロントロウ編集部)

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