大ヒットドラマ『フレンズ』でガンターを演じたジェームズ・マイケル・タイラーが、現地時間10月24日にロサンゼルスの自宅で死去した。(フロントロウ編集部)

前立腺がんを患っていたジェームズ・マイケル・タイラー

 1994年から放送がはじまったドラマ『フレンズ』。ニューヨークで共同生活を送る男女6人組の日常や恋愛を描いた『フレンズ』は一世を風靡し、エミー賞ほか数多くの賞を受賞し、いまも世界中で愛され続けている。

画像: 前立腺がんを患っていたジェームズ・マイケル・タイラー

 そんな本作で、ジェニファー・アニストン演じるレイチェル・グリーンに片想いするコーヒーショップ店員、ガンターを演じたジェームズ・マイケル・タイラーが、59歳で死去した。

 マネージャーは、「タイラーは日曜日の朝、ロサンゼルスの自宅で静かに息を引き取りました」と発表。タイラーのマネージャーは、「タイラーは一度でも会った人のことは、生涯の友として扱う人でした」とコメントし、「彼の人生の最愛の人、妻のジェニファー・カルノを遺して亡くなった」と語っている。

 ジェームズは2018年に受けた定期検診で前立腺がんであることが発覚。その後は治療にはげみ、3種類の薬を服用しながら、以前のような生活を送れるまでに回復。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、検査を受けずにいたところ、がんは骨にまで広がり、現在はステージ4だということが明らかになったと2021年6月に出演したテレビ番組『Today』で公表した。

『フレンズ』メンバーも追悼

 レイチェル役のジェニファー・アニストンはジェームズの訃報を知り、自身のインスタグラムに追悼のコメントを投稿。「あなたがいなければ『フレンズ』はまったく違ったものになっていたでしょう。番組に、そして私たちの人生に笑いをもたらしてくれてありがとう。寂しいよ」と語った。

モニカ役のコートニー・コックスは、「あなたが番組に持ち込み、そして撮影現場で毎日見せてくれた感謝の気持ちの大きさは、あなたと知り合えたことに対する私の感謝の気持ちの大きさと同じくらい。安らかに眠ってください、ジェームズ」とコメント。

フィービー役のリサ・クドローは「ジェームズ・マイケル・タイラー、あなたがいなくなると寂しくなる。私たちのそばにいてくれてありがとう」と、彼の死を偲んだ。

ジョーイ役のマット・ルブランクは「たくさん笑ったよ、相棒。君がいないと寂しいよ。安らかに眠れ、マイ・フレンド」と書き込んだ。

ジェームズは、日本ではU-NEXTで配信されている、『フレンズ』キャストが大集合した特別番組『フレンズ:ザ・リユニオン』にも、病気を理由にZoomで参加していた。(フロントロウ編集部)

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