ジェレミー・レナーがついにホークアイの衣装を持ち帰る
2011年に公開された映画『マイティ・ソー』で初めてホークアイ/クリント・バートンを演じて以来、10年にわたってホークアイを演じ続けてきた俳優のジェレミー・レナー(50)。2021年11月24日には、初のホークアイ単独作品となるドラマ『ホークアイ(原題:Hawkeye)』の配信も控えているジェレミーだが、彼はこのドラマの終了後に初めてマーベルにした“お願い”があるという。
そのお願いとは、撮影で使ったホークアイの衣装を自宅に持ち帰ること。ジェレミーによれば、マーベル作品では、セットで使った衣装や小道具などは基本的には持ち帰ってはいけない決まりになっているといい、「アベンジャーズを演じてきた10年以上の間、僕は何も持ち帰ったことがないんだ。とういうのも、彼らがダメだと言っていたのと、僕の母親の教育がよかったからなんだけど」と出演したアメリカの人気トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』で語っている。
とはいえ、ジェレミーが10年にわたってマーベルの言いつけを守ってきた一方で、必ずしもキャストたち全員がこの決まりを守ってきたというわけではないそう。「それなのに、アベンジャーズの他のメンバーたちは持ち帰ってるんだよ! 盗むなんて卑怯だよね! ソーなんてハンマーを持ち帰ったんだからさ」と、決まりに反してかつてクリス・ヘムズワースがソーのハンマーを持ち帰ったことをジョーク交りに語ったジェレミーは、今回の『ホークアイ』撮了後についに行動を起こしたとして、次のように明かした。
「そういうわけで、TVシリーズの撮影を終えた後で、僕も(衣装を持ち帰りたいと)遂にお願いしたんだ。娘の学校で、駐車場係をやってくれないかって頼まれたからね」。
ホークアイの衣装を持ち帰った理由
元妻でモデルのソニ・パチェコとの間に第1子となる現在8歳のエイヴァをもうけたジェレミーが、なぜ駐車場係のためにホークアイの衣装を借りたかというと、なんと、ホークアイの格好で駐車場係をやるためだそう。
「お手伝いするんだよ。車から降りた子供たちは、大人に引率してもらう必要がある。『やあ、どこから来たの? 君の教室はどこ?』って訊いてあげて、教室まで付き添ってあげるんだよ」と駐車場係について説明したジェレミーは、次のように続けた。「それで僕は、『いいよ。もしその係をやるなら、ホークアイの格好でやろう。盛り上げるためにね』っていうことを言ったんだ」。
とはいえ、まだホークアイでの駐車場係は実現していないというが、実行する予定ではあるそうで、「僕はやることに決めたからね。だから衣装を持って帰ってきたんだ」とジェレミー。
10年で初めて衣装を持ち帰ることができたジェレミーは、駐車場係をやった後で、もしマーベルから衣装を返すように頼まれても、返却するつもりはないそう。「『返してください』って言われるかは分からないけど、今のところは、返さないと思うな。ついに手にしたんだからね」と、このまま自分で保管するつもりだと語った。(フロントロウ編集部)