『エミリー、パリへ行く』シーズン2の配信が待望されるなか、主演とプロデューサーを務めるリリー・コリンズが来たる新シーズンでは多様性や包括性をシーズン1以上に重視したと語った。(フロントロウ編集部)

批判もあった大人気シリーズ『エミリー、パリへ行く』

 ついに12月22日にシーズン2が配信されるリリー・コリンズ主演のNetflixオリジナルシリーズ『エミリー、パリへ行く』。ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のクリエイターが手がける本作は、2020年10月にシーズン1の配信がスタートするや否や、世界的に大ヒット。市場調査会社のニールセンによれば、公開初週だけでのべ6億7,600万分再生されたという。

画像: 批判もあった大人気シリーズ『エミリー、パリへ行く』

 ここ日本でも、2020年10月第2週のドラマ部門の週間ランキング(※)で1位となるなど、多くのファンを獲得した『エミリー、パリへ行く』だが、フランスのパリを舞台にした本作には、フランスの人々や文化を“ステレオタイプ的に描きすぎている”という批判も。

※FlixPatrol調べ。

 本作で主演と共同製作を務めるリリー・コリンズは昨年、アラビア版Vogueとのインタビューで本作に寄せられたそうした批判について、「そうした意見を読むと心が沈むこともあるけど、贈り物のようなものでもある。改善する機会を与えられたのだから」と語り、来たる新シーズンでは改善していくつもりだとしていた。

リリー・コリンズがシーズン2で改善した点

 今回、シーズン2の配信まで2ヶ月を切り、リリーが英ELLEとのインタビューで来たる新シーズンについて語った。

画像: リリー・コリンズがシーズン2で改善した点

 インタビューのなかで、「私はエミリーとしてもそうだし、プロデューサーとしても、シーズン1の後には、周囲の人たちの考えや懸念、疑問、肯定、良かった点や悪かった点、番組に感じたことなどに耳を傾けた」と、シーズン1に寄せられた批判に耳を傾けたと語り、そうしたことで、「私たちが暮らしているこの時代に訴えかけるものや、正しく、道徳を持って正確に行なうべきこと」を考えるきっかけになったとリリー。

 「私は、カメラに映るものや舞台裏にもダイバーシティやインクルージョンを全面に出したいと思った。あらゆる点でね」と続け、シーズン2では多様性やインクルージョンをより重視したと語った。「出演者として多くの新しい人たちをキャスティングしたし、異なるキャラクターたちに、新しいストーリーを与えた。それはものすごく大切なことだったと思う」。

 『エミリー、パリへ行く』のシーズン2には、ドラマ『ケイティ・キーン』などに出演するルシアン・ラヴィスカウント、フランス人俳優のアルノー・ビナール、そして脚本家、劇作家、俳優としても活躍し、自身のミュージカル『スレイブ・プレイ』がトニー賞で12部門ノミネートされたジェレミー・O・ハリスらが新たにキャストとして加わることが発表されている。

 シーズン2は今年8月にクランクアップ。先日、待望のティーザー予告が公開された。

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.