子供が1,500円ほどで買ってきた“ペット”は現在は家から逃走して、野生動物を管理する行政団体に捜索されているという。(フロントロウ編集部)

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純血種の子犬だと思っていたら…

 ペルーの首都リマである10代の少年が約1,500円で買ってきたというペットの犬。家族はこれに「ランラン」という名前をつけて可愛がったという。当初犬は近所の犬と仲良く走り回るなどしていたが、成長するにつれ狂暴な一面を見せるようになり、なかでもあひるやニワトリを執拗に追いかけまわすように。近所で飼われていた鳥を殺しては飼い主同士のトラブルを引き起こしていたそう。

 しかし飼い主が純血種の子犬だと思っていた「ランラン」の正体は、犬ではなくアンデスキツネ。鳥に加えて大型のモルモット2匹を食べるなど近所の生き物に大きな被害を与えたランランは、結果的に家族のもとから逃げ出し、現在はペルーの国立森林野生生物局(SERFOR)が捕獲のために捜索しているという。

 SERFORの関係者は米ロイター通信に、「野生動物の密売はこのような結果をもたらします。事例の多くは生まれたばかりの頃に捕獲されます。そのために親は殺され、その幼い子供たちは非正規の市場で違法に取引されているのです。今回のケースでは、キツネが家庭犬として買われました」と語った。(フロントロウ編集部)

 

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