ヘアカラー前の洗髪は「直前」でなければOK
米ロレアル・プロフェッショナルのヘアスタイリストで、カラーリストでもあるケイティ・コレットによると、カラーリングをする前に髪を洗うのは、基本的にOK。
というのも、髪を洗っても洗わなくてもヘアカラーの染め具合は変わらないから。そのため、カラーリングの前に髪を洗ってもなんの支障もない、とケイティは米Hair.comで説明する。
一方で、1点だけ気をつけたいのは、カラーリングをする「直前」。とくに普段からしっかりめに頭皮を洗っているという人は、シャンプー後に頭皮が一時的に敏感になっている場合が多く、この状態のままカラーリングをしてしまうと、ヘアカラー剤の刺激を感じやすくなるという。
なかでも注意したいのは、髪をブリーチをするとき。
髪の色素を抜いて明るい髪にするブリーチ剤(脱色剤)は、その性質上、刺激が強いものも多く、シャンプー後の敏感な頭皮に使用すると、体調によっては痛みやかぶれが生じる場合があるそう。
そのため、ケイティは「ブリーチをする前は、頭皮を天然の皮脂で守るためにも(髪を)洗わずに数日間待つことをオススメする」と助言。多少の皮脂があってもヘアカラーの染め具合は変わらないため、カラー剤やブリーチ剤の刺激から頭皮を守るという意味では、直前にシャンプーをするのは控えるべきだとアドバイスした。
ドライシャンプーも使用OK
頭皮のべたつきが気になるからと、ヘアカラーをする前に「ドライシャンプー」を使用するという人もいるかもしれないけれど、こちらも基本的には問題なし。
米ワシントンDCを拠点とするカラーリストのテリー・フェも「ドライシャンプーはカラーリングの邪魔にはならない」と米Makeup.comで説明。一方で、テリーは「ドライシャンプーを使うなら、根元だけに集中させること。毛先についていると、ヘアカラー剤が入りづらくなることがあるから」と忠告した。
おしゃれに欠かせないヘアカラー。不要な頭皮の肌トラブルを避けるためにも、ヘアカラーをする前にぜひプロの意見を参考にしてみて。(フロントロウ編集部)