サム・ライミ版『スパイダーマン』三部作で新聞社「デイリー・ビューグル」の編集長J・ジョナ・ジェイムソンを演じたJ.K.シモンズが、MCU版『スパイダーマン』でこの役を再演するにあたり製作陣と描写について交渉していたことを明かした。(フロントロウ編集部)

MCU版スパイダーマンでJ・ジョナ・ジェイムソンを再演するJ.K.シモンズ

 ついに2022年1月7日に全国公開されるMCUの新作映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。

 本作は、2004年に公開されたサム・ライミ監督による『スパイダーマン2』に登場したアルフレッド・モリーナ演じるドクター・オクトパスや、2014年に公開されたマーク・ウェブ監督による『アメイジング・スパイダーマン2』に登場したジェイミー・フォックス演じるエレクトロら、過去の『スパイダーマン』シリーズに登場してきたキャラクターたちが再び登場することで話題を呼んでいるが、J.K.シモンズも今回『ノー・ウェイ・ホーム』で再び『スパイダーマン』シリーズに登場する1人。

 2002年から2007年にかけて公開されたサム・ライミ版の『スパイダーマン』3部作で、主人公のピーター・パーカーがカメラマンとして写真を提供している新聞社「デイリー・ビューグル」の編集長であるJ・ジョナ・ジェイムソンを演じたJ.K.シモンズは、2019年に公開されたMCU映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のミッドクレジットシーンにて再び編集長としてサプライズで登場し、ファンを驚かせた。

画像: ©️COLUMBIA PICTURES/MARVEL ENTERTAINMENT

©️COLUMBIA PICTURES/MARVEL ENTERTAINMENT

MCU版出演にあたりJ.K.シモンズが交渉していたこと

 J.K.シモンズがポッドキャスト『Happy, Sad, Confused(原題)』に出演して明かしたところによれば、彼の出演は撮影の直前に決まったことだったといい、ソニーの重役と契約を結んだ数日後には撮影に臨んでいたという。 

画像: MCU版出演にあたりJ.K.シモンズが交渉していたこと

 直前の交渉を経てJ・ジョナ・ジェイムソンの再演が決定したJ.K.シモンズだが、MCU版では、J・ジョナ・ジェイムソンの“見た目”に変化が。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』をご覧になった方は気づいただろうが、サム・ライミ版では“角刈りに口髭”が印象的だった彼だが、MCU版では口髭こそあるものの、アイコニックなあの角刈りではなくなっている。

 この変化には、演じるJ.K.シモンズ本人としても驚いたそうで、「『今回の髪型は角刈りではありません』と聞いて、『ちょっと待ってください。何ですって?』となったんだ。『葉巻と口髭はなくそうと思っています』ということでね」と『Happy, Sad, Confused』と語り、次のように続けた。「そういうわけで、そこから交渉になったんだ」。

 「言うまでもなく、一番大切なのは彼がお喋りだということと、あの口髭があるということであり、同様に、最低でも葉巻を持っていることも大切なんだ」とJ.K.シモンズは番組で語り、J・ジョナ・ジェイムソンを演じるのに不可欠な“口髭と葉巻”は自身が交渉して残したものだと明かした。

 番組のなかで、MCU版の編集長について「今回のストーリーのクリエイターにとっては、(サム・ライミ版とは)とても異なるキャラクターになっている」と明かしたJ.K.シモンズだが、「私にとっては、少しだけ異なるキャラクター。同様にお喋りな、髪の薄くなった同じ男だよ」と、自身はほとんど同じキャラクターを演じるつもりで臨んだと語った。(フロントロウ編集部)

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