コストコでつい買いすぎちゃうのにはワケがある!3つのポイントを専門家が解説。(フロントロウ編集部)

コストコでつい買いすぎちゃう理由を専門家が解説

 会員になれば食品や家電、衣類などあらゆる商品がお手頃価格で手に入る超大型スーパーのコストコ(Costco)。ホットドッグやピザといった食べ物やドリンクが激安で販売されているフードコートは家族連れにも好評で、もはや大型スーパーの域を超え、一種の“テーマパーク”として多くの人たちから愛されている。

 コストコに行くとつい買いすぎちゃうという人も多いと思うが、じつはそれにはちゃんとしたワケがあると、金融関連の専門家でTikTokerのハンフリー・ヤングは明かす。ハンフリーが指摘したのはこの3つのポイント。

画像: コストコでつい買いすぎちゃう理由を専門家が解説

試食コーナー

 コストコで買い物をする際の醍醐味のひとつでもある試食コーナー。これは普通のスーパーでも言えることだが、試食コーナーは客に商品を買わせるための「社会的プレッシャー」を与えることができるそうで、実際、あるコストコの店舗では、試食のおかげで冷凍ピザの購入数が600%以上増加したという驚きの調査結果が報告されている。実際、まんまとワナに引っかかってしまったという人も多いのでは?

年会費

 コストコで買い物をするには、日本の場合だと通常会員で4,840円、エグゼクティブ会員で9,900円の年会費がかかる。高い会員費を払っているぶん、もとを取りたいと思うのは当然。とりあえず“何か買わなきゃ”という心理がはたらき、とくに用がないときでも店に足を運んでしまったり、必要ないものを手に取ってしまったり、無駄な出費をすることも多々。ちなみに、ハンフリーによると、コストコで販売されている商品は10〜15%の利益率しかなく、コストコの利益の約90%を会員費が占めているとのこと。

商品の配置

 コストコでは入店してすぐにテレビなどの大型の電化製品や、ブランド品や宝石類といった高額な商品が販売されているが、この配置もすべて計算されたものだという。高価な商品を店の一番前に置くことで、他の商品がそれに比べて安く見えるからだそうで、客はそれらの高額商品を買わなかっただけで“節約した”と思い込み、より多くのお金を使うようになるのだとか。

 また、コストコの目玉商品であるロティサリーチキンは、利益よりも損失のほうが多いことで知られるが、コストコはチキンの価格を低く抑え、あえて店舗の奥に配置することで顧客を惹きつけ、利益率の高い他の商品を買ってもらうことでより多くの利益を得ているという。たしかに、どの店舗でもロティサリーチキンは店の奥のほうで販売されているが、まさかそんなヒミツがあったとは。(フロントロウ編集部)

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