プロが教えるマスカラを塗るタイミング
マスカラについての疑問でよくあるのが、アイメイクの中でのベストなタイミング。アイシャドウやビューラーなどよりも先に塗るべきか後に塗るべきか、よく分からないという人も多いはず。
そんな疑問を解消する、ベストなマスカラのタイミングをメイクアップアーティストが伝授。プロが勧める順番でマスカラを使えば、ダマやパンダ目などの失敗が起こりにくく、キレイに仕上がるという。まつげメイクを失敗せずキレイに仕上げる、ベストな順番をご紹介。
マスカラとアイシャドウはどっちが先?
マスカラのタイミングでまず気になるのは、アイシャドウよりも先か後か。メイクアップアーティストのローラ・ゲラーが明かした回答は、アイシャドウが先。この順番はなんとなく予想できた人もいると思うけれど、その理由が意外。
ローラがアイシャドウを先に塗るべきと主張する理由は、まつげに落ちたアイシャドウがまつげのボリュームをアップする下地のような役割を担ってくれるから。ローラは、「まつげにパウダー類が付着している状態でマスカラを重ねると、ぐんとボリュームアップするから、あえてオフせずにマスカラを塗り始めてみてほしい」と米Refinery29でアドバイス。まつげに粉が付着したままマスカラでコーティングすることで、1本1本がふっくらして見えるという。
粉落ちは厄介なものという印象があるけれど、マスカラを塗る前であればむしろ好都合だったよう。ちなみに逆の順番であるマスカラを塗ってからアイシャドウを塗る順番だと、せっかく塗ったマスカラの上に粉落ちしてメイクが汚く見えてしまうため、これを避けるためにもアイシャドウを先に塗るのがベストだそう。
マスカラとビューラーはどっちが先?
メイクのプロの間でも主張が分かれるのが、マスカラとビューラーのどっちを先に使うかという問題。それでも一般的に多くのプロが推奨しているのは、ビューラーを先に使うこと。
ランコムのビューティーアドバイザーを務めるマルワ・ハマスは、ビューラーは必ずマスカラよりも先に使うべきだと主張。なぜならマスカラを塗ってからビューラーを使うことでダマになりやすく、汚く見えてしまうから。さらにまつげが切れたり抜けたりする恐れもあるため、マスカラを先に使うのはオススメできないと明かした。
その一方でメイクアップアーティストのアンドリュー・ソトマヨールなど一部のプロは、あえてマスカラを先に塗ることをオススメ。そうすることでカールが落ちにくく、上向きのまつげをキープできると主張している。ただしその場合は、必ずスクリューブラシなどでダマを取り除く必要があるそう。
上まつげと下まつげはどっちが先?
じつは見落としがちなのが、上まつげと下まつげのマスカラを塗る順番。多くの人が上まつげから塗っていると思うけれど、プロが勧めるのはその逆。
メイクアップアーティストのゴメス・デュプレシスは、「マスカラは最初に下まつげを塗って、その次に上まつげを塗るのがベストな順番」と米Makeup.comでコメント。先に下まつげに塗っておくことで上まつげに塗ったマスカラが目の下につきにくく、パンダのような目元になるのを防げるという。なんとなく上まつげから塗っているのなら、逆の順番にもトライしてみて。
メイクのプロが教えるマスカラのベストな順番。キレイなまつげメイクを叶えるため、参考にしてみてはいかが?(フロントロウ編集部)