『ドラゴン・タトゥーの女』でリスベットを演じたルーニー・マーラが、もう同役を演じることはないと思う理由とは?(フロントロウ編集部)

ルーニー・マーラ、この10年を振り返って…

 スティーグ・ラーソンによる小説『ミレニアム』3部作は、スウェーデンから世界的大ヒットを記録した推理小説。2009年にはスウェーデンで一挙に映画化され、2011年には1作目がハリウッド映画化された。

 ハリウッド版『ドラゴン・タトゥーの女』では、ダニエル・クレイグルーニー・マーラ、クリストファー・プラマー、ステラン・スカルスガルドといった豪華俳優が共演。とくに、ルーニーによるリスベットはハマり役として、今なお憧れる人は多い。

 ハリウッド版は3部作にはならず、その後2018年に、小説『ミレニアム』続編3部作の1作目を原作とした『蜘蛛の巣を払う女』が公開されたが、キャストは一新された。

画像: ⓒMETRO GOLDWYN MAYER

ⓒMETRO GOLDWYN MAYER

 そのため、2011年の『ドラゴン・タトゥーの女』の続編を制作することは、今からでも不可能ではない。しかしルーニーは、もうリスベットを演じることはないと考えていることを、米Comicbookのインタビューで明かした。

 「私は(当時とは)まったく異なる人だと思う。そして私は、心から原作シリーズの次の本をやりたかった。でも制作陣はそれを飛ばして、『蜘蛛の巣を払う女』へいった。もちろん、私はあのキャラクターが大好き。彼女に愛着がある。でも、うん。制作陣が私を呼び戻す世界は見えないかな。あの役を演じるには私は大人の女性になってしまった…。だって!もう10年も経って、私には子供もいるんだから」

 この10年でキャリアを成長させ、プライベートでは、映画『ジョーカー』で有名な俳優のホアキン・フェニックスと出会い、2020年には第1子を出産したルーニー。20代の女性で、かなり尖った性格であるリスベットを、現在の自分がふたたびそのまま演じるのは難しいと感じているよう。

画像: ルーニー・マーラ、この10年を振り返って…

 一方で、大人の女性になったリスベットを演じることは、おもしろくなりそうだと感じているという。「『ドラゴン・タトゥーの女』を大人の女性で。うん、それはやりたい。20年以上経ってから、戻ってきて。それは興味深いよ。その時リスベットがどこにいるのか知りたいよね。でも自分が10年前にやったことを、ふたたび演じるのは、ノー。それはできない」と続けた。

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.