『マトリックス レザレクションズ』は、ファンの期待を裏切る? もちろん、良い意味で!(フロントロウ編集部)

『マトリックス レザレクションズ』脚本チームに加わった作家

 2021年12月17日についに劇場公開となる映画『マトリックス レザレクションズ』。『マトリックス』シリーズの最新作であり、ラナ・ウォシャウスキー監督、キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モスが続投することから、ファンの期待は大きなものに。

 本作では、ラナの妹であるリリー・ウォシャウスキーのカムバックは叶わなかったが、脚本制作には作家のデイヴィッド・ミッチェルとアレクサンダー・ヘモンが加わり、20年ぶりのマトリックスの世界を作り上げた。

 デイヴィッドはイギリスのベストセラー作家だが、日本で暮らしていた経験もあり、日本が舞台となっている作品も多い。日本のベストセラーエッセイ『自閉症の僕が跳びはねる理由』は、彼と彼の日本人の妻が翻訳を手掛けた。

 1999年に始まった『マトリックス』シリーズといえば、マトリックス世界を表現する緑色のコーディング映像が日本語で書かれたお寿司のレシピから作られたものであることは有名だが、『マトリックス レザレクションズ』でも、あの文字は健在。さらには、『レザレクションズ』では新幹線が舞台のシーンもあり、日本の要素は増えている。


『マトリックス レザレクションズ』はどのような作品なのか?

 そんな本作の完成した映像を、デイヴィッドはすでに鑑賞済み。彼がTo Vimaのインタビューで明かしたところによると、本作には期待できないことがあるようだ。

 「9月にベルリンで映画を見たよ。本当に良作だね。この映画が何についてなのかは言えないが、これが何についてではないかを言うことはできる。これが(3部作に続く)さらにもう1本の続編でないことは確かだ。『マトリックス』3部作を非常に独創的な方法で含んだ独立した作品だよ。非常に美しく、独特な創作物だ。アクション映画では見かけないことも達成していて、超大作と呼ばれるもののルールを壊している」

画像: ラナ・ウォシャウスキー監督

ラナ・ウォシャウスキー監督

 『マトリックス レザレクションズ』は、『マトリックス』シリーズの続編ではない。『マトリックス レザレクションズ』は、典型的な超大作ではない。

 それらのことは期待できない。だからこそ、作品への期待はあがる!

 ウォシャウスキー監督の世界観と映像技術が唯一無二であることは、1999年に世界が衝撃を受けた映像革命からも明白。そんな彼女は、現代にどのような作品を完成させたのか。

 『マトリックス レザレクションズ』は、12月17日に全国ロードショー。

(フロントロウ編集部)

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