とくに肌の乾燥が気になる冬の季節。頬はカサカサしているのに、なんだかおでこや鼻は脂っぽく感じる…。それ、もしかしたら「インナードライ(混合肌)」かも。今回は見分けがつきにくい乾燥肌とインナードライ(混合肌)の違いと、それぞれに合ったおすすめのスキンケア方法を海外の皮膚科医がアドバイス。(フロントロウ編集部)

そもそも、インナードライ(混合肌)って何?

 ニューヨークに拠点を置く皮膚科医クレア・チャン医師によると、インナードライ(混合肌)とは、肌の表面は皮脂で脂っぽいのに、角層(インナー)は水分量が不足して乾燥している状態のこと。

画像: そもそも、インナードライ(混合肌)って何?

 よく似た肌タイプとして「脂性肌(オイリー肌)」があるけれど、こちらはインナードライとは違って水分も油分も多いのが特徴なため、チャン医師は「自分にことを脂性肌だと思っている人でも、皮脂量は多いのに水分量が少ない人というは、インナードライの可能性が高い」と米Allureで説明する。

乾燥肌とインナードライの違いって?

 ニューヨーク州のスキンケアクリニックSoho Skin & Laser Dermatologyに勤める皮膚科専門医のロス・C・ラダスキー医師いわく、インナードライと乾燥肌の大きな違いは、部分的に「皮脂」が出ているかどうか。

画像: 乾燥肌とインナードライの違いって?

 というのも、乾燥肌は「水分」と「油分」の両方が不足しているから。そのため、乾燥肌にはインナードライのような皮脂のべたつきはなく、1日中カサつきが気になるのが特徴なのだそう。

 それでもよく違いがわからないという人は「洗顔」で見分けてみるのもおすすめ。洗顔後にスキンケアをせずに10分ほど放置して顔全体が乾燥する場合は「乾燥肌」、乾燥するけどおでこやTゾーンはべたつく場合は「インナードライ」の可能性が高いという。

インナードライにおすすめのスキンケア方法

 では、インナードライ(混合肌)を改善するには、どのようなスキンケア方法が適切なのだろうか。 ニューヨーク市を拠点とする皮膚科医のセハル・シャー医師によると、乾燥肌であろうとインナードライであろうと、とにかく保湿が第一優先。

画像: インナードライにおすすめのスキンケア方法

 とくに水分を閉じ込めてキープする働きを持つ成分「セラミド」を含むスキンケア製品を朝晩のスキンケアに取り入れるのがおすすめだそうで、シャー医師は「セラミドは(私たちの)角層に存在する成分なので、水分を保持して本来の肌を改善させてくれる」とアドバイスする。

 ほかにも、ヒアルロン酸配合のセラム(美容液)をスキンケアに取り入れるのもアリ。ラダスキー医師「ヒアルロン酸には角質の水分を保つ作用がある。そのため、これらのヒアルロン酸を配合した美容液は保湿成分として有効」と話し、とくに水分量が不足しがちなインナードライは取り入れるべきだと勧めている。

 乾燥とべたつきの両方が気になるインナードライ。肌タイプに合わせた正しいスキンケア方法をマスターして、うるおいとツヤのある美肌をキープしてみて。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.