実写版『リトル・マーメイド』
2021年5月に撮影が完了し、現在は公開に向けてポストプロダクションに入っている実写版『リトル・マーメイド』。
主演は、2018年のグラミー賞新人賞にノミネートされた姉妹デュオであるクロイ&ハリーのハリー・ベイリーが務め、ジョナ・ハウアー・キングがエリック王子を演じる。
また、海の魔女アースラ役にコメディ俳優のメリッサ・マッカーシー、アリエルの父親で“海の王”と呼ばれるトリトン役にオスカー俳優のハビエル・バルデム、カモメのスカットル役にオークワフィナ、魚のフランダー役にジェイコブ・トレンブレイが起用され、そのぴったりな配役にファンの心はワクワク。
ハリー・ベイリーの才能
アンデルセン童話の『人魚姫』の物語をベースにした、世界的人気作品のディズニーアニメ『リトル・マーメイド』。そしてその実写版でも、もちろんアニメーションから引き継いだ音楽が奏でられる。
実力派であるハリーが主演に抜擢されたのは、その歌声が理由の1つであることは明らか。そして、その才能は共演者すらも驚かせていたよう。トリトン王役のハビエルが、米ETのインタビューでこんな思い出を明かした。
「ハリー・ベイリーの近くにいる時に(自分が)歌うのは不可能だよ(笑)。彼女は僕の近くで喉のウォーミングアップをしていたんだけど、『今の何?』って感じだった。彼女は『あぁ。ウォーミングアップをしてただけ』って言ってたけど、僕ならあれをするのに5年はかかるよ!」
喉のウォーミングアップでみせた歌声で、すでに周囲にいた人を驚かせるほどの実力を見せたハリー。そんな話を聞けば、彼女が本気で歌った『リトル・マーメイド』の劇中歌に期待してしまう!
ちなみに、ハビエルが、2021年の映画『DUNE/デューン 砂の惑星』で共演したゼンデイヤは、撮影現場でキャストたちが集まってダンスパーティーになった思い出を明かした際に、「ハビエルは中をちらっと見て、ノリノリで楽しんでた。私は『オーケー、ハビエル!』って思ったね。彼はいい感じの動きをしてたよ。感心しちゃったもん」とコメント。音楽を楽しむ彼だからこそ、『リトル・マーメイド』の撮影ではハリーの才能にいたく感激したよう。
ディズニーによる実写版『リトル・マーメイド』は、アメリカで2023年5月に劇場公開予定。
(フロントロウ編集部)