アデルがラスベガスでの定期公演の開催を発表。入場にあたって新型コロナウイルスのワクチン接種を義務化することを決定した。(フロントロウ編集部)

ワクチン接種や陰性証明が必要不可欠となったライブエンターテイメント

 新型コロナウイルスの感染拡大により、一時期は完全にストップしてしまっていたライブエンターテイメントが、ワクチン接種の普及に伴い徐々に復活してきた。とりわけ欧米では日本に先駆けて音楽フェスティバルの開催やアーティストのツアー活動が再開されて、入場にあたっては主にワクチン接種もしくは陰性を証明を義務づけるオペレーションが主流に。

画像: ハリー・スタイルズは9月からスタートさせた『ラヴ・オン』ツアーで、会場でのマスク着用の義務化と、入場にあたって、「新型コロナウイルスのワクチンを2回接種したことの証明、もしくは入場48間以内にPCR検査で陰性が出たことを証明」することを条件とした。

ハリー・スタイルズは9月からスタートさせた『ラヴ・オン』ツアーで、会場でのマスク着用の義務化と、入場にあたって、「新型コロナウイルスのワクチンを2回接種したことの証明、もしくは入場48間以内にPCR検査で陰性が出たことを証明」することを条件とした。

 大型野外音楽フェスのコーチェラ・フェスを主催し、全米に300以上の会場を保有している米AEG Presentsは今年8月に、同社が米国内で運営するすべてのクラブ、劇場、フェスに参加する場合にワクチンの接種証明の提示を求める新しい方針を発表。また、年間に5億枚以上のチケットを売り上げているイベント主催大手の米ライブネーションも同様に、同社が主催するイベントに参加する全員にワクチン接種を義務化することを発表した。

アデルが定期公演でワクチン接種を義務化へ

 そうしたなか、11月19日におよそ6年ぶりとなる通算4作目のアルバム『30』をリリースしてシーンに本格的に復帰したアデルが、2022年1月21日から4月16日までおよそ4ヶ月にわたって「Weekends With Adele」と題した定期公演をラスベガスのシーザーズ・パレス・ホテルで行なうことを発表した。

 気になる入場条件だが、「入場にあたってはワクチン接種の証明と陰性証明が必要になり、ワクチン接種や検査を行なっている医療供給者から発行されたものに限ります」と公式ホームページには記載されている。それぞれ、最低でも2回目のワクチン接種から2週間が経過していることと、48時間以内の陰性証明が“絶対条件”となっている。一方で、まだワクチンを接種できる年齢に達していない子どもについては、接種証明は必要ないものの、陰性は証明する必要がある。

 現在は米ロサンゼルスを拠点としているアデルは定期公演を発表する以前、ワールドツアーのような大規模なツアーをまだ行ないたくないとして、その理由について「私のショーに怖がって来る人がいたら嫌。それに、新型コロナウイルスにもなりたくないし」と米Rolling Stoneのインタビューで語っていた。

 「Weekends With Adele」のチケットの値段は、最も安い席で約9,350円(85ドル)から最も高い席で約7万5,300円(685ドル)となっている。(フロントロウ編集部)

 

 

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