俳優のジャシー・スモレットがヘイトクライムを自作自演し、虚偽の報告を警察にした容疑で逮捕された事件の裁判で、陪審員が有罪の評決を下したことが明らかに。(フロントロウ編集部)

ジャシー・スモレットが憎悪犯罪を装った罪で有罪に

 ヘイトクライムを自作自演し、虚偽の報告を警察にした容疑で逮捕されるも一度は不起訴になった俳優のジャシー・スモレットに対して、陪審員が有罪の評決を下したことがわかった。

 ご存じの方も多いと思うが、2019年1月、ドラマ『Empire 成功の代償』でジャマル・ライオン役で知られるジャシーが、アメリカのシカゴで2人組の男に襲われる暴行事件が発生。黒人で同性愛者のジャシーが、犯人から人種や性的指向を差別する暴言を浴びさせられたと証言したため、ヘイトクライムの可能性があるとして警察が捜査に乗り出したが、のちに犯人がジャシーの知人の黒人男性だったことが発覚し、事件はジャシーの自作自演だったと結論づけられた。

 その後、警察に虚偽の報告をした疑いで逮捕されたジャシーは、一度は不起訴になるも、昨年1月、「罪を立証するのに十分な証拠が得られた」とする特別検察官によって新たに6つの容疑で起訴された

画像: ジャシー・スモレットが憎悪犯罪を装った罪で有罪に

 英BBCによると、ジャシーは問われていた6つの罪のうち5つの罪で有罪となったそうで、陪審員が評決を読み上げるとき、ジャシーは表立った感情を見せることなく、まっすぐ前を見つめていたという。最大で3年の禁固刑と25,000ドルの罰金刑が科せられることになるが、ジャシーに前科がないことから、専門家はより軽い刑期か執行猶予になる可能性が高いと見ている。(フロントロウ編集部)

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