2021年の「Year On TikTok」が発表に
TikTokの動画で使われたことをきっかけに人気を獲得し、世界的なヒット曲が生まれるようになって久しいが、そんな現象を証明するかのように、TikTokが発表した2021年の「Year On TikTok」リストで1位に選ばれたのは、ザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーのコラボ曲「Stay」の大ヒットを決定づけた動画だった。
その動画とは、今年の7月29日にToTouchAnEmuというTikTokerが投稿した、「Stay」に合わせて“お尻ふりふりダンス”を踊っているところをドローン撮影した動画。これは、7月26日にMax TaylorというTikTokerが投稿した「Stay」の“お尻ふりふりダンス”動画ヒットを受けてのものとなっていて、ToTouchAnEmuがそれをドローン版としてマネたことで“お尻ふりふりダンス”はバイラルヒット。この動画には記事執筆時点で4,300万を超えるいいねがついている。
ToTouchAnEmuが投稿した動画はこちら。
@totouchanemu I may not have @maxtaylorlifts dumpy but I do have a drone.
♬ STAY - The Kid LAROI & Justin Bieber
ジャスティン・ビーバーとザ・キッド・ラロイの「Stay」人気に火が点くことに
ToTouchAnEmuは、ドローン動画が大バズりしたことを受けて、アジア系ナンバーワンのTikTokerであるベラ・ポーチにコラボを依頼される。ベラとの動画が2,000万回以上視聴されると、比例してジャスティンとザ・キッド・ラロイの「Stay」人気も急上昇し、一躍、全米シングルチャートの1位に躍り出ることに。ザ・キッド・ラロイにとっては初となる全米1位を獲得した。
@totouchanemu I thought I had reached maximum vibes. Then @bellapoarch turned it up to 11.
♬ STAY - The Kid LAROI & Justin Bieber
ToTouchAnEmuはその後も、バックストリート・ボーイズのAJや、大人気TikTokerでもあるジェイソン・デルーロとも「Stay」を使った動画で次々にコラボ。その人気は日本へも波及して、日本でも多くのTikTokerたちが“お尻ふりふり動画”を投稿した。
そして、「Stay」は今やすっかりTikTokの定番曲の1つとなり、“お尻ふりふり動画”以外の日常的な動画でもBGMとして使われるように。Apple Musicの日本トップ100のチャートでトップ10にランクインしたことを筆頭に、日本でも大ヒットを記録した。(フロントロウ編集部)