キーラ・ナイトレイが第2子を妊娠していた時の体調を振り返った。(フロントロウ編集部)

キーラ・ナイトレイ、大変だった第2子の妊娠

 キーラ・ナイトレイが、2003年のラブコメ映画『ラブ・アクチュアリー』以降、久しぶりのクリスマス映画に出演。しかし、2021年12月にイギリスで公開となった『Silent Night(サイレント・ナイト)』は、ホラーコメディ。

 キーラが演じる主人公のネルは、マシュー・グッドが演じる夫とともに、クリスマスディナーに友人たちを招待。子供たちも席について楽しむが、大人たちが子供に隠している事実が明らかになる。今日、世界が終わる…!

 カミーユ・グリフィン監督による本作はダークでウィットに富んだ作品。そしてキーラが本作に出演を決めた理由は、彼女自身も子供を育てていることがあるという。英Stylistのインタビューで、第2子を妊娠していた時のことを振り返った。

 「これはコロナ禍の前に撮影したんだけど、(脚本を読んだ時には)2人目の娘を妊娠してた。ものすごく厄介な妊娠だったよ。6ヵ月丸々、吐き気があった。2週間ぐらい大丈夫な時があって、そうしたら坐骨神経痛が出てきた。苦痛で、苦痛で、そしてホルモンの関係もあってすごく怒りを感じた」

画像: キーラ・ナイトレイ、大変だった第2子の妊娠

 そんな状態では、新作映画に出演することを考えるのもストレスになりそうだが、キーラの思いは別のところにあった。苦しい妊娠を経験していたからこそ、本作が描いたことに興味がわいたと言う。

 「女性の物語にとても興味がある。そしてこの映画は、母性の暗い部分を活用していると思う。命を生み出し、その小さな生物がどれだけ簡単に死ぬことがあるかに気づいている。でも、子供のためにすべてを直すことはできない。大丈夫だと言えるようになりたくとも、時には無理なこともある。変なことだけど、ダークな母性ということこそがこの映画が問題にしていること」

 “キラキラコーティング”されがちな妊娠、出産、育児だが、現実には、命をお腹のなかで作り、生み、育てることが気楽なわけがない。『Silent Night』の予告編からは、環境問題への皮肉も多く確認できるが、母性というものにも光が当たっているよう。

 ちなみにキーラは、2019年公開の『オフィシャル・シークレット』の撮影準備中も育児で苦労したことを明かしており、「そこにいる俳優のみなさん、セリフがたくさんある映画の主演を務めようとする時に、(子供を1人で眠らせるねんねトレーニングで)子供をベビーベッドからベッドで寝させようとしてはダメ。だってセリフを覚えようとする時には、(その行動は)労力を取りすぎるから」と話していた。

(フロントロウ編集部)

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