2022年のスキンケアトレンドをプロが予想
新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式が広まってから3年目となる2022年。スキンケア面では、2021年に引き続きマスクの長時間着用による「乾燥」や「肌トラブル」を予防するアイテムが注目を集めるなか、固形石けんの復活や冷感ツールの充実など新しいトレンドも続々と誕生している。
そこで、今回は海外のスキンケアの専門家たちが2022年にトレンド入りが予想される最新スキンケアを米Allureで解説。春夏スキンケアを買う際の参考にしてみて!
1.肌にも環境にもいい!「固形石けん」が復活
世界規模で海洋プラスチックごみが問題視されるなか、スキンケアではプラごみ排出量の少ない「固形タイプ」の石けんやシャンプーバーなどが再び大注目。
ニューヨーク市を拠点に活動する皮膚科専門医のシェリーン・イドリス医師も「次なるスキンケアのトレンドは、まちがいなく環境に優しく水を節約できる固形石けんの復活だと思う」とコメント。固形石けん以外にも「固形化粧水」や「固形バーム」も登場するなど、さらに固形タイプのコスメが増えるだろうと予想している。
2.むくみを解消する「冷感ツール」が増加
外出自粛やテレワークの影響で以前よりも「むくみ」に悩む人が増えるなか、海外ではむくみを解消する「冷感ツール」の人気が急上昇。冷凍庫で冷やして使用する「アイスローラー」や、ガラス製でひんやり冷たい「フェイシャルアイスグローブ」など、さまざまな冷感ツールが注目を集めている。
むくみ解消のほかにも、ニューヨーク市を拠点に活動する皮膚科専門医のデンディ・エンゲルマン医師は「冷感ツールは、血管を収縮させて毛穴を引き締める働きもあるため、肌をより若々しく見せることもできる」と説明。ひんやりとした冷たさでリラックスもできるため、気分転換にもオススメだという。
3.マスク荒れで「リップケア」の需要高まる
常につけているマスクの擦れや蒸れによる「リップの荒れ」に悩む人が増えた影響からか、海外では唇の荒れを予防するリップケアアイテムが多数登場。
プチプラからデパコスまで様々なスキンケアブランドから発売されており、エンゲルマン医師も「今後、マスクの着用が必要なくなった時のことも考えると、いまから唇の健康を考え、しっかりと唇にうるおいを与えることはとても大切なこと」とアドバイスする。
4.まだまだ増える!セレブ監修のコスメ
2021年はシンガーのジェニファー・ロペスが手がけるビューティーブランド「JLO BEAUTY(ジェイロー ビューティー)」を皮切りに、ハリー・スタイルズがプロデュースするビューティブランド「Pleasing(プリーシング)」、テニスプレイヤーの大坂なおみ選手監修のスキンケアブランド「Kinlo(キンロ)」など、さまざまなスキンケアアイテムが誕生。
そして2022年も多くのセレブが新たにスキンケア業界に参入するとウワサされており、現時点ではラッパーのカーディ・Bが手がける「Bardi Beauty(バルディ・ビューティ)」、モデルのヘイリー・ビーバーの「Rhode(ロード)」の年内ローンチが予定されている。
5.「アルミ製パッケージ」がますます増える
化粧品のパッケージにおいては、持続可能な社会を実現する動きとして、海外では多くのスキンケアブランドがスタイリッシュでリサイクルしやすい「アルミニウム製」のパッケージを採用。
シャンプーからコンディショナー、ボディローション、デオドラントまで様々なアルミ製容器のコスメが登場していることもあり、専門家たちは「今後はアルミ製容器が化粧品のスタンダードになるだろう」と予想している。
新型コロナウイルスの流行が収束しつつある昨今。今後マスクを着用する必要がなくなったとしても、今までのスキンケアの需要や選び方に変化が生じるのは間違いなさそう。(フロントロウ編集部)