自分に合う筋膜ほぐしグッズの見つけ方
近年大注目のキーワードである筋膜とは、筋肉を包み込む膜を指す言葉。この筋膜が癒着や萎縮を起こすとコリや姿勢の悪化、筋肉の動きが悪くなるなどさまざまな悪影響を及ぼすため、「第二の骨格」とも称されるほど。
そんな筋膜をほぐすアイテムといえば定番のフォームローラーと、最近人気が急上昇中のマッサージガン。筋膜をほぐすという点では共通しているけれど、じつはこの2つには大きく異なる特徴があり、違いを知っておくことで自分にぴったりの筋膜ほぐしグッズを選べるのだという。
マッサージガンとフォームローラーのどちらを選べばいいかが分かる、それぞれの特徴をご紹介。
マッサージガン：部分的な筋膜ほぐしができる
ハンドドリルのような形状で振動によって筋膜をほぐせるマッサージガンの特徴は、一部分の筋膜をピンポイントでほぐせること。スポーツ理学療法士のサンドラ・フレイナ氏は、「マッサージガンのよさは肩やお尻、ふくらはぎなど気になる部分をターゲットに絞って集中的にほぐせることです」と米Byrdieで説明。
そのためフレイナ氏は、コリや痛みが気になるパーツをしっかりほぐしたい人はマッサージガンを選ぶようアドバイス。また強度や速度を選べるという特徴もあるため、癒着や萎縮が起こりやすいパーツを徹底的にケアできると話した。
フォームローラー：広範囲の筋膜ほぐしができる
表面に凸凹がついた筒状の筋膜ほぐしグッズであるフォームローラーは、短時間で広範囲の筋膜をほぐせるという特徴がある。スポーツカイロプロテクターのジョニー・アレクサンダー氏は、「フォームローラーを使えば、全身のこわばりをまとめてほぐせます」と話し、一部的なコリの解消ではなく、全体的にバランスよく筋膜ほぐしがしたい人にオススメだと明かした。
そのほかにもフォームローラーは、広範囲の筋膜ほぐしができることで筋肉の可動域も広がりやすいため、運動の前にさっとストレッチしたいときにもぴったりだそう。
人気の筋膜ほぐしグッズであるマッサージガンとフォームローラーの違い。最近ではどちらも手頃な価格で手に入るようになってきているので、筋膜ほぐしに挑戦したい人は要チェック。（フロントロウ編集部）
