MCU『スパイダーマン』シリーズの3作すべてに登場しているジョン・ファヴロー演じるハッピーだが、実は、元々は『アイアンマン3』の段階で亡くなってしまう設定になっていたという。(フロントロウ編集部)

MCU『スパイダーマン』3部作すべてに登場するハッピー

 ついに1月7日よりここ日本でも公開を迎えたMCUの最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。アルフレッド・モリーナ演じるドクター・オクトパスや、ウィレム・デフォー演じるグリーンゴブリンら、過去作に登場したヴィランたちが再集結することでも話題になっている本作だが、もちろん、前2作に登場してきたキャストたちにもまた会うことができる。

画像: MCU『スパイダーマン』3部作すべてに登場するハッピー

 中でも、本作でMCU版『スパイダーマン』シリーズに3作連続での出演を果たす1人が、ジョン・ファヴロー演じるハッピー・ホーガン。ジョン自身が監督も務めた、2008年に公開された記念すべきMCU1作目『アイアンマン』で初登場したハッピーは、最も長きにわたってMCUに登場し続けているキャラクターの1人で、2017年に公開された『スパイダーマン』シリーズ1作目『ホームカミング』からは、トム・ホランド演じるピーター・パーカー/スパイダーマンのお目付役としての役割も務めている。

ハッピー・ホーガンは『アイアンマン3』で死ぬはずだった

 今やピーター・パーカーには欠かせない存在となったハッピーだが、実は、当初の予定では『スパイダーマン』シリーズにハッピーが登場する予定はなく、2013年に公開された映画『アイアンマン3』で死ぬ予定になっていたという。

画像: ハッピー・ホーガンは『アイアンマン3』で死ぬはずだった

 『アイアンマン3』では、アシュレイ・ハミルトン演じるジャック・タガートによる自爆に巻き込まれたハッピーが瀕死になるシーンが描かれるが、結果的には一命を取り留める。

 先日、ジョンとマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が揃って米Comic Book.comによるインタビューに応じた際に『アイアンマン3』をめぐる秘話が明かされており、「脚本と最終的な作品には違いがあり、(脚本では)ハッピーは死ぬというものでした」と、脚本の段階では同作でハッピーが死ぬ予定になっていたことをファイギ社長が認めた。

 ファイギ社長によれば、その当初の脚本からハッピーの運命を変えることに繋がったのは、同作の製作も務めた、ハッピーを演じる他ならぬジョン本人がきっかけだったといい、「ジョンが持っていたメモがあるのですが、『もしも、ハッピーが深刻な怪我を負っていながらも死んでいなかったとしたら?』というメモは、彼がマーベルで私たちに与えてくれた最も重要なメモになりました」と、ジョンが残したメモがきっかけとなり、ハッピーが生き延びるというストーリーに変更になったことを明かした。

 「彼は嘘をついていませんよ! 事実です。彼らはそのメモを取り入れてくれました」とジョンもインタビューの中で認めている。

 「私はシリーズの一部になれたことや、最初の段階からトム・ホランドと共演できたことを嬉しく思っています。彼や、才能に溢れた(監督である)ジョン・ワッツと仕事をできることは喜びですし、(マーベル・スタジオとの)関係を継続できることは本当に楽しいですよ。私の人生の大きな部分を占めているもので、彼らは私の友人でもあり、仕事仲間でもあるのです」と続けて語り、脚本が変更されたことで、トムらとの現在までの共演に繋がったことを嬉しく思っていると明かした。(フロントロウ編集部)

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