アンドリュー・ガーフィールドがブレイク前の苦い経験を明かす
マーク・ウェブ監督が手がけた2012年公開の映画『アメイジング・スパイダーマン』とその続編でスパイダーマンを演じて一躍世界的な俳優となったアンドリュー・ガーフィールド(38)。最近では、2021年11月よりNetflixで配信されている主演作『Tick, tick... BOOM! : チック、チック…ブーン!』での演技が高い評価を得ているなど、すっかりハリウッドを代表する俳優の1人となっているアンドリューだが、過去にはまさかすぎる理由で、とあるディズニー作品に出られなかったことがあるという。
その映画とは、2005年から2010年にかけて三作品が公開されたシリーズ『ナルニア国物語』。アンドリューは、その二作目となった2008年公開の映画『ナルニア国物語/第2章: カスピアン王子の角笛』で主人公であるカスピアン王子役のオーディションを受けたという。
今回、アンドリューは米ETとのインタビューでまだブレイクする前だった当時について、「必死だった自分を覚えています。『ナルニア国物語』のカスピアン王子役のオーディションを受けた時には、『これは(自分にとって)運命の作品だ』と思っていました」と振り返っている。
アンドリューによれば、カスピアン王子役の候補は彼と、最終的に同役に抜擢されたベン・バーンズの2人にまで絞られたそうだが、「ハンサムで素晴らしい俳優であるベン・バーンズがその役を射止めました」と米ETに語った。
アンドリュー・ガーフィールドが『ナルニア国物語』に出られなかった理由
この役を得るために必死だったアンドリューは、自分が受からなかったことになかなか納得できなかったそうで、そのことに「執着していた」と米ETに明かしている。
アンドリューは自分が落ちた理由をエージェントにしつこく尋ねたところ、驚きの返答が返ってきたとして、次のように明かした。「僕がしつこく訊くと、(エージェントの)彼女は折れてこう言いました。『彼らはあなたが十分にハンサムではないと思ったそうですよ、アンドリュー』と」。
自分が“ハンサムではない”というまさかの理由で落選したことを知ったアンドリューだが、今ではスタジオ側の判断に納得しているよう。
「ベン・バーンズはとてもハンサムで、才能のある方ですからね。後になって振り返ると、彼らの決定に不満はありませんよ。ベンは素晴らしい仕事をしたと思いますから」と、最終的にカスピアン王子を演じたベンに賛辞を寄せた上で、オーディションの結果に不満はないと強調した。(フロントロウ編集部)