イタリアはシチリア島に建つリノベーション済みの家で、1年間、家賃なしで暮らしながらホストになる企画の参加者をAirbnbが募集している。(フロントロウ編集部)

サンブーカ村の3階建てに家賃ゼロで暮らそう

 Airbnbが、イタリアの伝統家屋で、1年間家賃なしで暮らしながらホスティング(ゲストを迎え入れる)する人を募集している。

画像1: サンブーカ村の3階建てに家賃ゼロで暮らそう
画像2: サンブーカ村の3階建てに家賃ゼロで暮らそう

 滞在者を募っているのは、人口およそ6,000人の小さな村サンブーカにある3階建ての伝統家屋。イタリアの建築事務所「Studio Didea」の協力を受け、地域の風景になじむ資材と色彩を取り入れ改装された物件で、現代的なデザインに手づくりの要素や地元職人の技を融合させた、魅力的なシチリア建築様式の典型となっている。

 サンブーカでの滞在期間は、2022年6月30日からの1年間。選ばれた1名は、家族またはパートナー、もしくは友人と共にシチリア島に移住し、個性豊かなリノベーション済みの家に無料で住めるだけでなく、Airbnbでのホスティングで得た収入をすべて得ることができるという。

  • 1階には小さなリビングルーム、そしてキングサイズベッドを備えた、バスルーム付きのマスターベッドルーム。
  • 2階にはリビングルーム、キッチン、仕事用スペース、バスルームがあり、中2階がキングサイズベッドを備えたベッドルームになっている。
  • 3階には別途、クイーンサイズのソファベッドを備えた居住空間。自分のニーズに合ったベッドルームを優先的に使用でき、2つ目のベッドルームがAirbnbに掲載される。
画像3: サンブーカ村の3階建てに家賃ゼロで暮らそう
画像4: サンブーカ村の3階建てに家賃ゼロで暮らそう

シチリア島サンブーカ村の復興企画

画像1: シチリア島サンブーカ村の復興企画

 イタリアにある多くの村と同様に、サンブーカもまた人口減少に苦しんでいる。そこで、かつて賑やかだった村の魅力を取り戻すため、同村は2018年に「1ユーロの家キャンペーン」を開始し、文化遺産の振興、国際投資の促進、そしてより若い人口層へのアピールに取り組んでいる。今回の企画も、観光を盛り上げ、イタリアのサンブーカ村に新規の一時滞在者を招くことを目的に実施される。

 サンブーカ村長Leonardo Ciaccio氏は、「このキャンペーンが素晴らしいのは、村の中心部に位置する廃れていた昔の家だけでなく、そこに引っ越してくる人にもセカンドチャンスが与えられることです。家とホストのどちらにとっても、強力なバックアップを受けて大変身を遂げる機会になると考えています。地元の人々と暮らし、ブドウの収穫からオリーブ摘みまで、コミュニティにとって大切な機会や行事にぜひ参加したいという方を希望します。晴れて選ばれた方をお迎えするのが、今からとても楽しみです」と話す。

画像2: シチリア島サンブーカ村の復興企画

 ちなみにサンブーカはシチリア島にある村。シチリアはイタリア系アメリカ人であるシンガーのレディー・ガガの家族の出身地で、ガガ自身、シチリアの文化や気質を感じて育ったことを常々語ってきた。そんなシチリア、さらにイタリアは、ガガが主演する、イタリア発のブランドであるグッチ一族を題材にした映画『ハウス・オブ・グッチ』の公開をきっかけに再度注目が集まっている。

【応募方法】※以下Airbnbリリースより

  • ご応募は、airbnb.jp/1eurohouseにアクセスの上、応募フォームに記入してください。ご応募の際には、ウェブサイトにある選考規約をよくお読みください。
  • 応募資格は、年齢18歳以上で、2022年6月30日から最低3か月間連続してサンブーカに滞在できる方となります。また、会話レベルの英語力が必須です(イタリア語がわかれば尚可)。応募者には、宿泊施設内の1部屋をホスティングし、少なくとも9か月間ゲストを受け入れることを明確にお約束いただきます。
  • 選ばれた参加者は、ご家族(最大定員大人2名と子ども2名)、またはパートナーもしくはご友人1名を同伴できます。また、家賃をお支払いいただくことなく居住できるほか、滞在期間中にAirbnbでのホスティングから得られる収入を全額得ることができます。
  • 応募締め切りは東部標準時2022年2月18日午後11時59分(日本標準時2022年2月19日午前01時59分)まで

(フロントロウ編集部)

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