ブロードウェイで上映中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でハリー・ポッターを演じる俳優のジェームズ・スナイダーが解雇されたことが明らかに。(フロントロウ編集部)

共演者から告発されハリー・ポッター役をクビに

 米ニューヨークのブロードウェイで上映中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に、2019年からハリー・ポッター役で出演する俳優のジェームズ・スナイダーに対して共演者から告発があり、解雇されたことがわかった。

 2021年11月、ジェームズに関する告発を受けたプロデューサーは、ジェームズを謹慎処分にすると同時に、第三者による独自の調査を開始。米Varietyによると、最初の申し立ては、ジェームズの舞台上の妻ジニー・ポッターを演じるダイアン・デイビスによってなされたという。具体的にジェームズにどういった問題があったのかは明かされていないが、ダイアンは現在、無期限の休養を取っている。

画像: 舞台を観賞したゼンデイヤ (中央)と記念撮影に応じるハリー役のジェームズ・スナイダー(左から2番目)。ジェームズと腕を組むのがジニー役のダイアン・デイビス(左)。

舞台を観賞したゼンデイヤ (中央)と記念撮影に応じるハリー役のジェームズ・スナイダー(左から2番目)。ジェームズと腕を組むのがジニー役のダイアン・デイビス(左)。

 今回の件について、プロデューサーは「デイビス氏は休職するという個人的な決断をしました。彼女のプライバシーを尊重し、調査の整合性を維持するために、私たちはこの問題についてこれ以上コメントすることはありません」と声明で述べると同時に、「私たちは安全で包括的な職場の育成に取り組んでいます。そのために、『ハリー・ポッターと呪いの子』の関係者全員に対して、強固な職場方針と手順を設けています。あらゆる形態のハラスメントを厳しく禁じるとともに、不適切と思われる行為を報告することができる体制も整えています。この作品に命を吹き込む非常に優秀なチームが、安全で、自信を持ち、十分なサポートを得られていると感じられるよう、今後もできるかぎりのことをやっていきます」と、出演者及びスタッフが安心して業務に取り組める環境を提供するために最善を尽くすことを誓っている。(フロントロウ編集部)

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