俳優のチャニング・テイタムが、自身が主演を務める予定だった作品がキャンセルになったことがトラウマになり、マーベル映画を観ることができなくなったことを明かした。(フロントロウ編集部)

主演作『ガンビット』がキャンセルになったチャニング・テイタム

 映画『マジック・マイク』シリーズや映画『G.I.ジョー』シリーズなどで知られる俳優チャニング・テイタム(41)はかつて、『マジック・マイク』シリーズなどで共に仕事をしてきた制作パートナーであるリード・キャロリンと共に、自身が主演を務めるマーベル映画を準備していたことで知られる。

画像: 主演作『ガンビット』がキャンセルになったチャニング・テイタム

 チャニングが主演を務める予定だったのは、マーベル原作の『X-MEN』シリーズに登場するミュータントであるガンビットを主人公に据えた作品。チャニングらはスタジオのフォックスと共に、2014年からこの映画の制作に着手していたものの、2019年にフォックスがディズニーに買収されたことで、この計画は白紙となってしまった。

『ガンビット』の映画のキャンセルがトラウマに

 今回、チャニングは米Varietyとのインタビューで自身が主演を務める予定だったガンビット映画がキャンセルになったことについて振り返り、「『ガンビット』が白紙になったのを機に、トラウマになってしまいました」と、キャンセルが原因で心に傷を負ってしまったことを告白した。

 そのトラウマによって、マーベル映画を観ることすらできなくなってしまったといい、「僕はマーベルというマシーンを遮断したんです。どの映画も観ることができていません」とチャニング。「キャラクターは大好きだったのですが、本当に悲しかったですね。友達を1人失ったような気分でした。一緒に遊ぶ準備はできていたのに」と、大好きだったマーベルを観れなくなった悲しみを明かした。

画像: 『ガンビット』の映画のキャンセルがトラウマに

 「彼は何だってやってのけるんですよ」と、チャニングは自身が演じる予定だったガンビットのキャラクターについて語っている。リード・キャロリンが脚本のなかで描いたガンビットには、「派手」だという意見もあったというが、チャニングは次のように擁護している。

 「ほとんどのスーパーヒーローは実用的な衣装を着ていますよね。バットマンはベルトを着けています。でもガンビットは、『いや、これが最高なんだよ! 去年、パリのランウェイに登場したやつなんだ』という感じで。彼はファッションが大好きだから、イカした服を着ているんです」

 この映画をめぐっては、2014年にチャニングらが着手して以降、『ボーン・アイデンティティー』シリーズのダグ・リーマンや、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのゴア・ヴァービンスキーらが監督の候補にあがるなどしたが、最終的には実現しなかった。(フロントロウ編集部)

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