『ゴーストバスターズ』のマシュマロマン
1984年に公開され、世界的大ヒットとなったコメディ映画『ゴーストバスターズ』。そのロゴや、レイ・パーカー・ジュニアによる主題歌「ゴーストバスターズ」は、映画を見ていない人でも知っているほど。
そして何よりも、例え予告編を見ただけでも記憶に残るキャラクターといえば、アメリカのニューヨークを襲う超巨大なマシュマロマン!
人類を危機的状況に陥らせた悪役のマシュマロマンだが、ぷくぷくとした可愛らしい容姿はどうしたって可愛い。あくどい表情のマシュマロマンも人気で、様々なグッズが制作され、愛されてきた。
そんなマシュマロマンの、『ゴーストバスターズ』で描かれた“最後”を覚えているだろうか。ゴーストバスターズに退治されたマシュマロマンは、マシュマロとなって街に降り注ぎ、嫌われ者のウォルターに塊が直撃した。
マシュマロマンはマシュマロじゃない
マシュマロマンの“最後”とはいえ、本作を子供の頃に見たのであれば、甘いであろうマシュマロまみれになるのは羨ましい…と思った人もいるはず。しかし残念ながら、このマシュマロはマシュマロではなかった。
米Buzzfeedによると、マシュマロを表現するために使用されたのは、シェービングクリーム。しかもその量、約23kg!
あの軽いシェービングクリームが23kgになるまでの量というのは、かなりのものであることが分かるが、ウォルターにぶっかけられる様子を見れば納得。
マシュマロでないのは残念だが、かけられたら確実にベタベタのベタベタになるマシュマロと違い、シェービングクリームはもともと肌につけられることを想定としたもの。ウォルターを演じたウィリアム・アザートンにとっては、その材料のチョイスはありがたいことだったろう。
ちなみに、マシュマロマンを制作し、中に入って演じたのは、ホラー映画『チャイルド・プレイ』でチャッキー人形を動かしたことでも知られるビリー・ブライアンだが、マシュマロマンスーツの制作には1着につき約220万円がかかったと言われている。
(フロントロウ編集部)