部屋の乾燥を防ぐ加湿器は、肌にとってもプラスな存在。でも肌のためを考えて使うには、いくつか守ったほうがいいポイントがあるのだとか。海外の皮膚科医が明かした、加湿器のベストな使い方をご紹介。(フロントロウ編集部)

肌のために守りたい加湿器を使うときのポイント

 肌を乾燥から守ってくれる加湿器は、乾燥予防以外にも肌にとってさまざまなメリットがあるって知っていた? ニューヨークを拠点に活動する皮膚科医のデンディ・エンゲルマン医師は、「加湿器は多くの人が思っている以上に、肌にとって重要なものです。乾燥を防ぐだけでなく、肌荒れしにくい肌に近づけたり、肌のバリア機能を整えてくれたりするからです」と米Byrdieで説明。

画像: 肌のために守りたい加湿器を使うときのポイント

 でも美肌に近づけるためには、肌にとってベストな方法で加湿器を使うことが望ましいのだという。どう使うのがベストなのか、美肌に導く加湿器の使い方を皮膚科医がレクチャーした。

湿度は40~60%をキープ

 加湿器で美肌を目指すうえで、もっとも重要なのが湿度レベル。エンゲルマン医師は、「湿度が40~60%未満だと、肌が脱水状態になり、乾燥や肌荒れが起こりやすくなります」と説明し、この湿度レベルを維持するようアドバイス。

画像: 湿度は40~60%をキープ

 ちなみに湿度は、高すぎることもNG。なぜなら湿度が高すぎることで、ダニやバクテリア、カビが繁殖しやすくなり、それが原因で肌トラブルが起こりやすくなるから。また、フィルターなどの掃除を怠ることでもカビなどが発生しやすくなるため、肌のためにも1~3か月に1回は掃除やフィルター交換をするべきだと補足した。

基本的に一年中使用する

 加湿器イコール秋冬に使うものというイメージが強いけれど、じつは肌のためには季節を問わず使うべきなのだとか。エンゲルマン医師は、「加湿器は乾燥する冬のためのものというのは、じつは大きな誤解です。年間を通して加湿器を日常生活に取り入れることで、肌によい安定した環境をつくり出すことができるんです」と話し、加湿器を使って理想の湿度をキープし続けることが、肌荒れなどの予防につながると明かした。

 とはいえ日本では、梅雨などの時期には湿度が大幅に上昇することもあるので、40~60%の湿度を目安に、これよりも低い場合は常に加湿器を使うことを習慣づけるとよさそう。

肌から少し離れた場所に置いて使用する

 肌のために加湿器を使うなら、できるだけ自分の近くに置いて使ったほうがよさそうだけれど、じつはそれは逆効果。なぜなら近寄ったところで、肌が加湿器水蒸気を直接吸収することがないだけでなく、近すぎることで肌が持つ水分が吸い取られてしまうこともあるから。

画像: 肌から少し離れた場所に置いて使用する

 ではどれだけ離すのがいいのかというと、ニューヨークを拠点に活動する皮膚科医のマリーナ・ペレド医師が勧める間隔が、最低1メートル以上。これよりも近くなってしまうと、肌にとって逆効果になる恐れがあるという。

 せっかく加湿器を使うのなら、より良い効果を得たいもの。皮膚科医のアドバイスを参考に、今の使い方を見直してみて。(フロントロウ編集部)

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