ヒース・レジャーの元婚約者であるミシェル・ウィリアムズの経験を基に、日本を舞台に物語を描いたヒューマンドラマ『Blood』がサンダンス映画祭で評価された。(フロントロウ編集部)

夫を亡くした後の恋愛を描く『Blood』

 2022年のサンダンス映画祭で、特別審査員賞のUncompromising Artistic Visionを受賞した映画『Blood』は、日本が舞台。

 物語の主人公は、夫を亡くしたクロエ。日本へ旅行した彼女は、そこで旧友のトシと再会し、彼との関係に安心感を覚える。その安心感が愛に変わる時、彼女はふたたび恋をして良いのかどうかで葛藤する…。

 ブラッドリー・ラスト・グレイ監督による本作は、彼の友人で俳優のミシェル・ウィリアムズの実体験にインスピレーションを得た物語。ミシェルは、2008年に元婚約者であり、娘マチルダの父親であるヒース・レジャーを亡くしている。

 元々はミシェルが主演も務める予定だったが、彼女の心の傷をふたたび開けることは困難であり、主演はカーラ・ジュリに変更された。

 血という意味の『Blood』というタイトルはミシェルの夢に出てきた言葉だというが、グレイ監督はステートメントのなかで日本では血液型が大きな意味を持つことに触れ、“血”が持つ様々な意味が好きだと説明した。

 「この映画のタイトルである「Blood」は、その言葉の定義についてではないと思います。曲のタイトルのようなものだと考えています。曲のタイトルというのは、必ずしもその曲の歌詞や何かを表現しているわけではなく、その曲を特定の空間に置くようなものだったりするでしょう。日本では、血や血液型は物事の1つの見方です。星座占いで相性のいい人を見つけるようなね。自分の血液型と、その血液型を持つ他の人が合う。ただ、目に見えないものなんです。“血”という言葉にはさまざまな意味があると思うのですが、その定義がひとつでないところが好きですね」

 『Blood』の日米公開日は未定。

 ちなみに、ミシェルはその後、いくつかの恋愛を経て、2020年3月に演出家のトーマス・ケイルと結婚。6月に、彼女にとって第2子となる子を出産した

(フロントロウ編集部)

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