ディズニーランドでキャラクターとして働くキャストにとって「最悪なゲスト」とは。(フロントロウ編集部)

ディズニーランドのキャストが「最悪のゲスト」を明かす

 “夢の国”として世界中の人たちから愛されるディズニーランド。多くの人がルールを守って遊んでいる一方で、なかにはキャストが迷惑だと感じる行為をする人も。とくにTikTokやインスタグラムといったSNSの存在がキャラクター役のキャストたちを苦しめているという。

 英Daily Expressによると、“バズる動画”を撮影するために予想外のことや不適切なことを言わせようとするゲストが増えており、キャラクター役のキャストを困惑させているのだとか。かつてディズニーランドでキャラクターに扮して働いていたというサラ・ダニエルズも、「カメラの前で無理矢理なにかを言わせようとする人は、ディズニーでは最悪のゲストです。TikTokの動画は大勢の人たちの目に触れます。キャラクター役のキャストはみんな嫌がっています。恐ろしく不愉快なことです」、「キャラクター時代の私の時給は11.75ドル(約1,400円)でした。時給11.75ドルで、みんなに魔法をかけようと最善を尽くしているんです。にもかかわらず、カメラを向けられて、大勢の人たちが見ている前で変なことを言わされるんです」と怒りを露わに。

画像: ディズニーランドのキャストが「最悪のゲスト」を明かす

 また、ご存じの方も多いと思うが、ディズニーランドでキャラクターに扮するキャストには、「いかなる時もそのキャラクターを演じることを全うしなければならない」という鉄の掟がある。つまり、いくらゲストの要求でも、そのキャラクターのイメージを壊すようなことをカメラの前で言うことはできないのだ。仮にゲストのお願いを断ることができず、カメラの前で不適切なことを言ってその動画が拡散されてしまった場合、キャストが何かしらのペナルティを受ける可能性もある。

 ちなみに、サラはディズニーランド側にもキャストを守る義務があるとして、「そういった行為を禁止して、キャラクターの護衛を強化する必要があると思います。キャストへのハラスメント行為は許されるべきではありません」と訴えている。(フロントロウ編集部)

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