切磋琢磨していたエマとダニエル
2001年に映画版の第1作目が公開され、2022年1月には20周年を記念した特別番組『ハリー・ポッター20周年記念: リターン・トゥ・ホグワーツ』も配信された『ハリー・ポッター』シリーズ。
メインキャストのダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリントは、今では30代となり、それぞれが演技以外の分野でも才能を発揮している。
そんなキャストたちは、『ハリー・ポッター』シリーズに出演するなかで、子供時代や思春期の10代を過ごしたが、お互いに良い刺激を与えあっていたよう。
ダニエルは英Radio timesのインタビューで、「あぁ!僕たちはすべてのことについて議論していましたよ。宗教に政治といったね」と話し、エマと社会の多くのことについて様々な意見交換をしていたことを明かしている。
エマとダニエルが数日間会話なしに、その原因は?
しかし、ディベートとは難しいもの。時には議論が白熱し、ケンカになってしまったこともあったよう。ダニエルは、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の撮影現場で、エマと会話がなくなってしまったという時期のことを話した。
「4作目の撮影中には、最大の議論の1つが起こって、数日間話さないほどでした。それは、ラテン語についてでしたね。彼女は、ラテン語が実際どんな音なのか、どんなアクセントなのかは誰にも分からないと言った。そして僕は、『そうだけど、カトリックの教会ではまだいっぱい話されてるじゃん』って感じだったんですね。振り返ると奇妙な議論です。そしてそれは手に負えなくなってしまった」
一時2人の関係を不穏にした原因が、ラテン語についての議論とは!
エマといえば、演じたハーマイオニーのように優秀で、ブラウン大学を卒業した経歴を持つ。まだ10代だったとはいえ、彼女の知識量はすでに多かったようで、ダニエルは続けて、「みんなにアドバイスしたいのは、彼女と何かをディベートするのであれば、しっかり知識を蓄えておくことってことです」と話した。
(フロントロウ編集部)