ディズニーランドの人気アトラクション、ビッグサンダー・マウンテンでゲストが嘔吐してしまい、真うしろの席に座っていたゲストがとばっちりを受けてしまった…。こんなとき、ディズニーではどういった対応を取っている?(フロントロウ編集部)

こんなとき、ディズニーランドはどう対応?

 ディズニーランドにあるアトラクションはファミリーフレンドリーなものが多く、ジェットコースターなどの絶叫系のアトラクションもほかのアミューズメントパークと比較するとマイルドな印象だが、なかには左右上下に激しく揺れ動くジェットコースターで乗り物酔いをしてしまう人も。

 つい最近も人気アトラクションのビッグサンダー・マウンテンでゲストのひとりが体調を崩し、走行中に嘔吐してしまうという出来事があった。しかも、不運にも、真うしろの席に座っていたゲストの衣服に吐瀉物の一部が降りかかることに…。考えただけでゾッとするが、その後のディズニーの対応が素晴らしかった。

画像: こんなとき、ディズニーランドはどう対応?

 米掲示板のRedditの書き込みによると、とばっちりを受けたゲストはアトラクションの最初の降下地点で何かが当たるのを感じたそうで、最後の降下地点で再び同じ現象に見舞われた。アトラクションに乗っているときは何が起きたのかわからなかったが、降りてから自分の身に何が起きたのかを知ったそうで、吐瀉物に覆われた衣服をそのまま着続けるわけにもいかず、キャストに助けを求めたところこんなものを渡されたという。

 キャストがこのゲストに渡したのはパーク内のショップで使える75ドル分(約8,000円相当)の商品券で、ゲストの名前や日付のほかに、「セーター1枚」という名目が記載されていた。

 この紙は正確には「No Strings Attached」と呼ばれるもので、今回のように何かトラブルや問題が起きたときに配布される。商品券としてだけでなく、アトラクションやミート&グリートの優先券など、状況に応じてさまざまな使い方ができるようになっている。

 ちなみに、ゲストが乗り物酔いや体調不良から吐き気を催してしまった場合、キャストは「コードV(Code V)」という“隠語”を使ってほかのキャストにそのことを知らせている。「コードV」の「V」は、「嘔吐する(Vomit)」という単語の頭文字を取ったもので、「誰かが吐いた」と聞いてほかのお客さんが気分を害すことのないよう配慮してのことなのだとか。(フロントロウ編集部)

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