ブラシに注目するマスカラの選び方
まつげの長さや濃さを強調できるマスカラは、製品ごとに異なるフォーミュラや成分が採用されているけれど、もう一つ異なるのがブラシ。
マスカラに付属しているブラシにはたくさんの形や素材があり、じつはこのブラシのタイプも、まつげメイクを大きく変える決め手のひとつ。メイクアップアーティストによると、自分の好みの仕上がりを叶えるには、その仕上がりに特化したブラシのマスカラを選ぶのがベストだという。
まつげメイクで重視したいポイント別のブラシのタイプをご紹介。
とにかくボリューム重視:太めのブラシ
とにかくボリューミーなまつげに仕上げたいなら、選ぶべきは太めのブラシがついたマスカラ。
大御所メイクアップアーティストのボビイ・ブラウンは、「太いマスカラブラシは、まつげを太くボリューミーに見せることができます」と自身が展開するメディアMasterclassで説明。フォーミュラがたっぷりまつげに付着して、ボリューミーなまつげに仕上がるという。
さらに毛の素材によっても違いがあるそうで、メイクアップアーティストのエリサ・フラワーズは、太いだけでなくブラシの毛の素材がナイロン製のものをオススメ。エリサは「ナイロン製のブラシは、ほかのタイプよりも毛の量が多いため、たくさんの液体をまつげに付着させられるんです」とRefinery29で明かした。
上向きにカールしたい:カーブしたブラシ
まつげが下がりやすいなど、カールを重視したい人にぴったりなのが、カーブした形状のマスカラブラシ。
エリサは、「目の形に沿うように設計されたカーブ型のブラシは、まつげを上向きの方向にしっかり持ち上げられるため、理想のカールが実現しやすくなります」と説明。ほかのブラシにくらべて、上向きにカールする効果が高いのだという。
しっかりセパレートしたい:プラスチック製のブラシ
まつげ同士がくっつくのを防いでセパレートしたい人にオススメは、ブラシ部分がプラスチック素材のコームになったタイプ。
なぜならプラスチック素材でできたコームは、ほかの素材のブラシのように動いたり曲がったりはしないから。エリサは、「動かない強力なコームでブラッシングすることで、まつげの1本1本をキレイに分離させることができます」と話し、セパレートという面ではこのタイプのブラシが間違いなく最強だと断言した。
目頭から目尻までキレイに塗りたい:先細りのブラシ
マスカラを塗るときに苦労するのが、目頭付近の短いまつげ。この部分にもキレイにマスカラを塗りたいなら、先細りになったブラシを選ぶのがベスト。
ボビイは「目頭の近くのまつげにうまくマスカラが塗れないなら、先端にかけて細くなっている形のブラシを選んでみてください」とアドバイス。そうすることで細かいまつげも絡めとりやすくなり、まんべんなくマスカラ液を付着させられるという。
下まつげも強調したい:極細タイプのブラシ
下まつげもしっかり強調してデカ目を目指すなら、全体が細い極細タイプのブラシを選ぶといいのだとか。
コスメブランドNARSのグローバルメイクアップアーティストを務めるヴィンセント・フォードは、「細いブラシのマスカラを使うと、下まつげの1本1本がキレイにセパレートされて、羽毛のように繊細で美しいまつげに仕上がる」と話し、下まつげをキレイに仕上げるには、ブラシは細ければ細いほうがいいと明かした。
マスカラを選ぶときには、そのフォーミュラや成分だけでなく、ブラシにも注目して選んでみて。(フロントロウ編集部)