過去にうつ病に苦しんでいたことを公表している俳優のドウェイン・ジョンソンが、男だから「弱音を吐いてはいけない」というプレッシャーと戦っていた時期があったことを告白。(フロントロウ編集部)

ドウェイン・ジョンソンがメンタルヘルスの問題をめぐる葛藤を明かす

 次から次へと話題作に出演する超売れっ子俳優のドウェイン・ジョンソンが、メンタルヘルスの問題を抱え悩む一方で、「男だから弱音を吐いてはいけない」というプレッシャーと戦っていた時期があったことを米E!Newsのインタビューで明かした。

 以前、フロントロウでお伝えしたが、大怪我によってプロのフットボール選手になる夢を絶たれたドウェインは、その後、数ヵ月にわたってうつ病に苦しんだ。ドウェインの半生をコメディタッチで描くドラマ『ヤング・ロック(原題:Young Rock)』でも、若き日のドウェインがメンタルヘルスの問題やうつ病と向き合う姿が描かれている。

 「1990年代の後半に初めてうつ病になったときは、(うつ病をはじめとするメンタルヘルスの問題について)正直よく知りませんでした。それが何なのかわからなかったのです。ただ、『最悪の気分だ。何もしたくない』という感情だけがわき上がってきました。私はひとりっこで、“男らしく”育てられました。多くの男性は、(メンタルヘルスの問題があっても)我慢する傾向にあります。話すことで自分たちが弱く感じられるので、話そうとしないのです。弱音を吐くことができないんです。弱さを感じてはいけない、弱さを見せてはいけないと。でも、私たちはそういう問題にも向き合う必要があります。(目を背けるのは)人生ではありません」

画像: ドウェイン・ジョンソンがメンタルヘルスの問題をめぐる葛藤を明かす

 ドウェインによると、“話すことでこの泥沼から抜け出せる”と知ったとき、彼のすべてが変わったそうで、その経験から「そこから私たちは違う人生を歩むことができるのです。そこから成功をつかむことができるのです」と語った。

 ちなみに、ドウェインには元妻のダニー・ガルシアとのあいだに生まれたシモーヌ(20)、現在の妻ローレン・ハシアンとのあいだに生まれたジャスミン(6)とティアナ(3)という3人の娘がいるが、彼女たちにもメンタルヘルスの問題について“話す”ことの大切さを日頃から伝えているそうで、誰かに話すことや助けを求めることは「弱さではない。スーパーパワーなんだ」と教えているという。(フロントロウ編集部)

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