ロシア在住のマクドナルドファンが取った行動
ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、世界的ハンバーガーチェーンのマクドナルドが、ロシア国内の850店舗の一時閉鎖を決定。2022年3月13日に営業最終日を迎えた。予想通り、マクドナルドの各店舗は営業最終日に大混雑となった。
そんななか、ロシアに住む友人を持つノアという人物が、米掲示板サイトRedditに投稿した写真が話題となっている。「ロシアでマクドナルドが永久に（※）閉鎖された。これが私の友人の隠し場所」というコメントが添えられた写真に写るのは…？
※マクドナルドはロシア国内の店舗の閉鎖を一時的なものだとしているが、ロシアのウクライナ侵攻の今後が予想できない状況のなかで、営業再開もいつになるかという見通しは立てられていない。
マクドナルドのハンバーガーが何十個、もしかしたら数百個詰められた冷蔵庫。
これだけの量のハンバーガーを食べきるまでには数カ月がかかると予想でき、冷蔵庫に保存するのでは、それまでに腐ってしまいそう。冷蔵庫よりは冷凍庫に保存すべきだが、写真では冷凍庫の中の様子は確認できないため、もしかしたらすでに冷凍庫もマクドナルドのハンバーガーでいっぱいなのかもしれない。
この写真を投稿したユーザーは、米Newsweekのインタビューで、「61個のハンバーガーがあるところまでは数えましたが、その奥にも詰められていますからね。彼は本当にマクドナルドが好きで、ストックしておきたかったんです」とコメントした。
マクドナルド、ロシアとウクライナの従業員へ給与の支払い継続
マクドナルドは、ロシアでの営業を停止したが、従業員への給与は支払い続けると発表している。マクドナルドはロシアにおいて、約6万2,000人を雇用している。
また、マクドナルドはウクライナ国内の従業員にも給与を全額支払い続けるとしている。
さらに、従業員支援基金（Employee Assistance Fund）に約5億5,000万円の寄付をしたうえで、現地で活動する国際赤十字の活動も支援していくという。
ロシアのモスクワにあるマクドナルドの店舗は、閉鎖前にと訪れた客で混雑していた。（2020年3月9日に撮影）
ロシアではマクドナルドの高額転売も発生中
ノアのコメントを読むかぎり、冷蔵庫の持ち主は自分用として大量のストックを購入したようだが、写真を見た人のなかには、転売用かと思った人もいるだろう。
投稿のコメント欄にも、転売をすれば良いビジネスになるだろうと話すものが多数寄せられた。
事実、すでにロシア国内ではマクドナルド商品の高額転売がオンライン上で確認されており、本当に購入されるかどうかはさておき、数千円から数万円で出品されている。
（フロントロウ編集部）
