ラッパーのカニエ・ウェストが、ネット上の問題行動を理由に来たる第64回グラミー賞の授賞式でのパフォーマンスを禁じられたことが明らかに。(フロントロウ編集部)

カニエ・ウェストがグラミー賞授賞式でのパフォーマンス禁止に

 “元祖お騒がせセレブ”として知られるカリスマラッパーのカニエ・ウェストが、現地時間4月3日に米ラスベガスで開催予定の第64回グラミー賞の授賞式でのパフォーマンスを禁じられたことがわかった。カニエは今年のグラミー賞で5部門にノミネートされており、授賞式でパフォーマンスを披露することが予定されていたが、先日、主催者側からカニエのチームのもとに連絡があり、“ネット上の問題行動”を理由に出演者のラインナップから外すことを伝えられたそうで、カニエの代理人もそのことを認めている。

 ご存じの方も多いと思うが、ここ数ヵ月、カニエはネット上で別れた妻のキム・カーダシアンやその恋人のピート・デヴィッドソンに対してハラスメント行為を繰り返しており、つい最近、インスタグラムが掲げるヘイトスピーチ、いじめ、嫌がらせに関するポリシーに違反したとして、24時間のアカウント停止処分を受けた。

 ちなみに、カニエがインスタグラムから一時的に出禁を食らったのは、コメディアンで今年のグラミー賞授賞式の司会者でもあるトレバー・ノアに対して人種差別的な言葉を投稿したためだと言われている。

画像: カニエ・ウェストがグラミー賞授賞式でのパフォーマンス禁止に

 カニエは、トレバーがトーク番組『Daily Show(原題)』で、「キムは金持ちで有名だからかわいそうとは思わないかもしれないが、彼女が経験していることは、見ていて恐ろしいほどで、多くの女性が別れを選択したときに経験することにスポットライトを当てています」と発言したことを受けて、トレバーを中傷する内容をインスタグラムにアップ。問題の投稿は運営側によってすぐに削除された。

 そのことがグラミー賞授賞式でのパフォーマンス禁止令と関係しているかどうかはわからないが、少なくともトレバーはこうなることを望んでいなかったようで、「僕はカニエをキャンセル(Cancel)しろと言ったのではなく、カウンセリング(Counsel)しろと言ったんです」とツイートしている。(フロントロウ編集部)

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