映画『タミー・フェイの瞳』でアカデミー主演女優賞にノミネートされているジェシカ・チャステインが、アカデミー賞授賞式のレッドカーペットイベントを欠席する可能性を示唆。本人が明かしたその理由とは。(フロントロウ編集部)

主演女優賞候補がアカデミー賞のレカペを欠席する可能性を示唆

 実在するテレビ伝道師、タミー・フェイに扮した映画『タミー・フェイの瞳』でアカデミー主演女優賞にノミネートされているジェシカ・チャステインが、現地時間3月27日に開催されるアカデミー賞授賞式のレッドカーペットイベントを欠席する可能性を示唆した。

 全世界から多くの報道陣が集まるアカデミー賞授賞式のレッドカーペットは、注目度の高さはもちろんのこと、俳優にとって自分自身や作品をアピールするための重要な場でもある。ジェシカによると、彼女にとってレッドカーペットもよりも大切なイベントがその直前にあるのだという。

画像: 主演女優賞候補がアカデミー賞のレカペを欠席する可能性を示唆

 ご存じの方もいると思うが、昨年のアカデミー賞授賞式の視聴率が史上最低だったことを受けて、今年は視聴者の関心が低いとされる作曲賞、編集賞、美術賞、音響賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、短編映画賞、短編ドキュメンタリー賞、短編アニメ賞の8部門の受賞発表は放送の約1時間前に行われ、本番では事前収録した映像を短く編集したものが放送されることが決まっている。

 しかし、『タミー・フェイの瞳』で特殊メイクのお世話になったジェシカは、優秀なメイクアップチームの力なくしてタミーになりきることはできなかったとして、レッドカーペットを欠席することになっても、ヘアメイク賞部門の受賞発表に出席すると宣言。

 「メイクアップ&ヘアスタイリング部門の受賞発表の際、絶対にその場に立ち会うつもりです。その結果、レッドカーペットでのPRや中継に参加しないということになっても、それでいいと思っています」

 米Entertainment Weeklyのインタビューでこう語ったジェシカは、さらに「私にとって最も重要なことは、この業界で働く素晴らしい職人たちに敬意を表することです。役者にばかり注目が集まります。映画館に行って目にするのは(裏方の人たちではなく)私のたちの姿ですから、ある意味、私たちは映画界の顔のようなものです。多くの人は、演技がどれほど役者の域を超えているかを理解していません。この素晴らしいメイクアップチームを見てください。(彼らの力によって)タミー・フェイの30年間が表現されています。俳優だけでなく、映画のあらゆる側面に敬意を払うことは、非常に重要なことです。私は100%参加します」と続け、レッドカーペットよりもヘアメイク賞部門の受賞発表を優先させる意向を示した。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.