『ウォーキング・デッド』のシーズン7で言い放たれた「あのセリフ」には、別の候補があったという。(フロントロウ編集部)

『TWD』人気キャラのエイブラハム

 2010年から続くドラマ『ウォーキング・デッド』は最終章となるシーズン11が放送中で、もう少しで終わりを迎える。10年以上にわたって愛されたシリーズが終了することに悲しむファンは多いが、その後には3本のスピンオフドラマが制作されることが発表されており、『ウォーキング・デッド』ユニバースは続く。

 制作が決定しているスピンオフドラマのうちの1つは、『Tales of the Walking Dead(原題)』というタイトルで、これまでに登場したキャラクターたちの知られざる物語を描くもの。すでに、シーズン3からシーズン5まで出演したチャド・コールマンによるタイリースが登場すると見られており、その他にも誰がカムバックするのかに期待が高まっている。

 ファンの間で有力視されているのが、マイケル・カドリッツ演じるエイブラハム。マイケルはウォーキング・デッドの制作にも携わってきたため、その可能性は高そう。

画像: チャド・コールマン(左)とマイケル・カドリッツ(右)。

チャド・コールマン(左)とマイケル・カドリッツ(右)。

 そして、そんなマイケルが、先日開催されたイベントThe Walking Dead: Fallen Heroesに、チャド、そしてベス役のエミリー・キニーとタラ役のアラナ・マスターソンとともに参加。そこで、シーズン7の最期のシーンを振り返る一幕があった。

エイブラハムの最期の言葉

 シーズン7の第1話で、ジェフリー・ディーン・モーガン演じるニーガンに惨殺されたエイブラハム。死に際には、恋人だったサシャへの合図として、密かにピースサインをしていたことで、彼の愛に多くのファンが号泣。そして、ニーガンに一切怯むことのなかった勇姿は今なお多くの視聴者の記憶に残っている。

 その時に、彼がニーガンに言い放ったのが、「俺のタマをしゃぶれ(Suck. My. Nuts.)」。命乞いをすることなく、彼らしい言葉を最後まで貫いたとして、シリーズにおける名セリフの1つとなっている。

 しかし、じつはこのセリフには別案があったという。「私のセリフには別案がありました。(撮影する)時間があればそれで撮りましたが、そうしなかった。でもそうしなくて良かったとも思っているんですよ。より良い物語になりましたから」と明かしたマイケルだが、彼個人は別のアイディアのほうを気に入っていたそう。そのセリフは、ある1つの単語を足した表現だった。

 「でも、脚本家チームのセリフのほうが良かったです。それは、『俺の赤いタマをしゃぶれ』というものだった。でも時間がなかった」

 時間があったら、エイブラハムのセリフは異なるものになっていた。もしエイブラハムがスピンオフドラマに登場するなら、新たな名セリフも誕生するかもしれない。

(フロントロウ編集部)

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