使い終わった容器や製品などの家庭から出るごみを減らしたいなら、無料で誰でも参加できる回収リサイクルプログラムを利用してみない? リサイクル事業をグローバル展開するテラサイクルが国内で実施するプログラムには、見慣れた製品を回収してくれる取り組みがいっぱい。じつは想像以上に増えている、回収リサイクルプログラムをご紹介。(フロントロウ編集部)

家庭ごみをリサイクルしてもらえる回収プログラム

 キッチンやバスルームなど、日常を過ごすあらゆる場所で出てしまうごみ。出来るだけをごみを出したくないと思っていても、生活必需品の多くがプラスチックなどのパッケージに包まれていたり、衛生上長期間使い続けることが困難な製品もあったりと、捨てないという選択が難しいことも多い。

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 そんな問題を解消してくれるのが、テラサイクルが展開する回収リサイクルプログラム。「捨てるという概念を捨てよう」をスローガンにリサイクル事業をグローバル展開しているテラサイクルは、日本でもイオンや資生堂、ロフトなど数々の企業と提携し、回収リサイクルプログラムを実施。さまざまなブランドとの協業を通じて、スキンケア、ボディケア、ヘアケアといった美容製品をはじめ、キッチン用品やパウチタイプゼリー飲料の空き容器まで、幅広いアイテムの回収とリサイクルを行なっている。

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 そんなテラサイクルの回収リサイクルプログラムのなかから、日本全国から参加できる、注目の回収リサイクルプログラムを3つご紹介。

美容製品の空容器をイオン店舗等で回収
「グラムビューティーク リサイクル プログラム」

 「グラムビューティーク リサイクル プログラム」は、ヘアケア、スキンケア、メイクアップ、ヘアカラーのカテゴリーの使用済み容器を「イオン」「イオンスタイル」の88店舗にて回収し、リサイクルするプログラム。

画像1: 美容製品の空容器をイオン店舗等で回収 「グラムビューティーク リサイクル プログラム」

 これはコーセー、資生堂、日本ロレアル、P&Gといった大手化粧品・日用品メーカー4社と、イオン、テラサイクルが協働で立ち上げたプログラムで、注目すべきポイントは、対象カテゴリーであればイオンでの購入の有無やメーカーを問わずに、使用済み容器を回収してもらえるところ。しかも参加方法は、使い終わった容器を対象店舗の回収箱に投入するだけと簡単。

画像2: 美容製品の空容器をイオン店舗等で回収 「グラムビューティーク リサイクル プログラム」
画像3: 美容製品の空容器をイオン店舗等で回収 「グラムビューティーク リサイクル プログラム」

 ただし、回収対象となる容器にはルールがあり、ヘアケアならプラスチック製空き容器・詰め替えパック、スキンケアならプラスチック・アルミ・ガラス製空き容器、メイクアップならプラスチック・アルミ製空き容器、ヘアカラーならプラスチック・アルミ製空き容器が回収対象。紙箱やエアゾール缶、発火危険のある空き容器など、一部回収できないものもあるので、参加する場合は事前にチェックしてみて。

キッチンスポンジをカインズ店舗等で回収
「3M スコッチ・ブライトスポンジ リサイクルプログラム」

 食器を洗うときに使うキッチンスポンジも、定期的に出てしまうごみのひとつ。そんなキッチンスポンジを回収してくれるのが、「3M スコッチ・ブライトスポンジ リサイクルプログラム」。

画像1: キッチンスポンジをカインズ店舗等で回収 「3M スコッチ・ブライトスポンジ リサイクルプログラム」

 3Mとテラサイクルが協業で取り組む「3M スコッチ・ブライトスポンジ リサイクルプログラム」では、ブランドやメーカーを問わず、使用済みのキッチンスポンジを回収。さらにキッチンスポンジの包装プラスチックパッケージも受け入れてくれるという。

画像2: キッチンスポンジをカインズ店舗等で回収 「3M スコッチ・ブライトスポンジ リサイクルプログラム」

 回収に参加するには、発送での回収を依頼する場合は2kg以上というルールがあるのだけれど、「カインズ」の対象21店舗に設置されている回収ボックスで回収してもらうことも可能。カインズの回収ボックスへの持ち込みであれば1個から回収を受け付けているとのこと。

画像: カインズにある回収箱は、このポスターが目印

カインズにある回収箱は、このポスターが目印

 ちなみに食べかすや油が染みついたキッチンスポンジは回収してもらえないこともあるので、よく洗って十分に乾かしてから回収プログラムに参加することをお忘れなく。

スキンケアの使用済容器をマツキヨLABで回収
「肌ラボリサイクルプログラム」

 2020年9月にスタートした「地球も肌も潤う肌ラボリサイクルプログラム」は、ロート製薬が取り組むリサイクルプログラム。基礎化粧品のプラスチック製空き容器を、マツキヨLABの対象26店舗の店内に設置された回収専用ボックスにて1個から回収してもらえて、ロート肌ラボなどのロート製品だけでなく全メーカーが対象。

画像1: スキンケアの使用済容器をマツキヨLABで回収 「肌ラボリサイクルプログラム」

 このプログラムでは、プラスチック製の使用済みスキンケア容器や詰め替えパウチを回収し、テラサイクルが新たな製品へとマテリアルリサイクル。回収されたものは植木鉢などに生まれ変わらせることで、緑を増やし、緑あふれる地球にしようという試みとなっている。

 回収対象となる容器は化粧水や乳液、保湿クリーム、洗顔フォームなどのプラスチック製のボトルをはじめ、フェイスマスク容器やアルミ蒸着パッケージ、スキンケア製品の詰め替えパウチが対象。ボトルに関してはフィルムつきのものでもOKとなっている。メーカーを問わず回収してもらえるものの、プラスチック製以外のスキンケア容器、メイクアップ容器、エアゾール缶などは回収不可となっている。

画像2: スキンケアの使用済容器をマツキヨLABで回収 「肌ラボリサイクルプログラム」

回収リサイクルに取り組む「テラサイクル」って?

 今回紹介したプログラムのすべてを企業と協業で行なっているのがテラサイクル。アメリカ生まれの企業であるテラサイクルは、リサイクルが困難なパッケージなどの廃棄物を、日本を含む世界各国で回収し、様々な製品にリサイクルするグローバル企業。

画像1: 回収リサイクルに取り組む「テラサイクル」って?

 そんなテラサイクルは、今回紹介した回収リサイクルプログラムだけでなく、ごみの出ない生活が目指せるサステナブルなショッピングプラットフォーム「Loop(ループ)」も展開。

画像2: 回収リサイクルに取り組む「テラサイクル」って?

 フロントロウでも以前紹介した「Loop」とは、従来、使い捨てされていた洗剤やシャンプーなどの日用消耗品や食品などの容器や商品パッケージを、ステンレスやガラスなど耐久性の高いものに変え、繰り返し利用を可能にする新たな商品提供システム。使い終わった容器を返却すると、また同じ製品の容器として再利用され、ごみの出ない循環を実現できるサービスとなっている。日本では現在一部の地域限定で実証実験が進められている。

画像: ロッテ「キシリトールガム」の「Loop」専用容器

ロッテ「キシリトールガム」の「Loop」専用容器

画像: ハインツ「トマトケチャップ」の「Loop」専用容器

ハインツ「トマトケチャップ」の「Loop」専用容器

 日々の家庭ごみが減らせる回収リサイクルプログラム。テラサイクルが企業と協業して取り組んでいる回収リサイクルプログラムは、今回紹介したもの以外にもまだまだたくさんあるので、気になる人は公式サイトをチェックして、ぜひ参加してみて。(フロントロウ編集部)

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