化粧下地はなにで塗るのが一番キレイ?
化粧下地(プライマー)は、ファンデーションの前に使用するコスメのことで、ファンデーションの持ちやノリを良くしてくれるほか、肌色補正、毛穴カバー、UVカット、保湿などさまざまな効果が期待できる優秀なアイテム。
そんな化粧下地を肌にのせるとき、なんとなくブラシ、スポンジ、指のどれかを使って塗っていると思うけれど、じつは種類によって仕上がりが大きく変わるとプロは言う。
とはいえ、どのメイクツールが自分に合っているのかわからないという人も多いはず。そこで今回は、手、スポンジ、ブラシで化粧下地を塗る時のメリットとデメリットを、それぞれの塗り方のポイントと一緒にご紹介。
指:しっとりとナチュラルな仕上がり
モデルのケンダル・ジェンナーやヘイリー・ビーバーを担当するメイクアップアーティストのメアリー・フィリップスによると、化粧下地を塗るときは「指」を使うのがベスト。
メアリーは「すべてをブレンドしてシームレスな仕上がりにするには、指を使うのが一番簡単で確実です」と米Allureでコメント。指は、スポンジやブラシとは違ってメイク初心者でもコントロールしやすく、細かいところまで均一に塗ることができるそう。
指を使う場合は、化粧下地を顔の高い位置に少量ずつのせて、内側から外側に向かって薄くのばすのがオススメ。化粧下地の量が多すぎるとかえってメイク崩れを起こしやすいので、気になる部分を中心に少量ずつ塗り重ねるのがいいともアドバイスした。
スポンジ:余分な油分を吸収して崩れにくい
メアリーいわく、化粧下地をキレイに塗るもう一つの方法は「メイクスポンジ」を使うこと。なかでも卵型のメイクスポンジ「ビューティーブレンダー」は、化粧下地を塗るのに最適なメイクツール。化粧下地を顔全体に均一に塗り広げながら、余分な皮脂を吸収し、肌をなめらかに整えてくれるそう。
また、メイクスポンジは化粧下地の塗りすぎを防ぐのにも効果的で、とくに目元や小鼻に下地がたまってヨレやすいという人にもオススメ。メイクノリを良くするとともに、気になる化粧崩れを最小限におさえてくれるという。
ブラシ:ムラなく塗れて肌にしっかり密着
パーティや特別な日などしっかりめにメイクをしたい場合は、ムラなく均一に塗れる「ブラシ」がピッタリ。毛穴の凹凸に化粧下地がしっかり入り込み、カバー効果をアップ。肌への密着力もあがるため、毛穴の目立たないスムースな肌に仕上げることができるそう。
メイクアップアーティストのケリー・J・バートレットは「レッドカーペットなどメイクを長持ちさせる必要がある場合は、ブラシで化粧下地を顔全体に使っていますね。このトリックは、磁石のように、あとからのせるファンデーションをつかんでロックし、何時間もキープしてくれます」と米Byrdieで語っている。
化粧下地はファンデーションの仕上がりを左右する重要なアイテム。あまり塗り方を意識していなかったという人は、これを機にプロのテクニックをマスターして、ワンランク上のメイクを目指してみて。(フロントロウ編集部)