コーチェラ・フェスティバルの開催10日前にヘッドライナーから降りたカニエ・ウェストの代わりに、ザ・ウィークエンドとスウェディッシュ・ハウス・マフィアが代打を務めることになった。(フロントロウ編集部)

カニエ・ウェストがヘッドライナーを降板

 アメリカ最大級の野外フェスであるコーチェラ・フェスティバルは、4月15日~17日と22日~24日に開催を予定しており、ビリー・アイリッシュ、ハリー・スタイルズ、カニエ・ウェストの3名がヘッドライナーで出演することが決定していたが、開催10日前になりカニエが突然の降板

画像: カニエ・ウェストがヘッドライナーを降板

 当初、日曜日のヘッドライナーを務めるカニエは、トラヴィス・スコットと一緒にパフォーマンスを行なうと言われていたが、すべて白紙に。

 そしてカニエが降板すると報道が出た翌日、新たなヘッドライナーが発表された。

 カニエの代わりにヘッドライナーを務めるのは、当初名前が挙がっていたザ・ウィークエンドとスウェディッシュ・ハウス・マフィア。2013年に人気絶頂のなか解散し、2018年に再結成を果たしたスウェディッシュ・ハウス・マフィアは、アーティストが再結成する伝統的な「スローバック」枠で出演予定だったが、ヘッドライナーに昇格。そのため、2022年のコーチェラは異例の2組がヘッドライナーを務めることになった。

ザ・ウィークエンドが出演費で揉める?

 カニエはコーチェラ側から出演費を約8億8,000万円(800万ドル)とステージの制作費して約5,500万円(50万ドル)を渡されるという契約をしていたと米Page Sixが明かした。

 しかし、カニエの代打としてザ・ウィークエンドに打診した際、出演費で揉めていたよう。というのも、同イベントの主宰会社のオーナーであるアメリカ人億万長者のフィリップ・アンシュッツが、カニエの約8億円に対し、ザ・ウィークエンドは数百万円で済ませようとしていたようで、関係者は「ザ・ウィークエンドはカニエが務めていたトップの座を担うために急な願いにもかかわらずやってきました。しかし、フィリップ・アンシュッツはカニエの資金を手元に残したまま、ザ・ウィークエンドに支払う金額をはるかに少なく、わずか数百万円にしたいと考えたのです。フェスティバルは残りの資金を自分の手に入れることになります」と話した。

画像: コーチェラを主催するコンサートプロモーション会社AEGライブほか有名コンサート会場やスポーツチームの株を所有する大富豪のフィリップ・アンシュッツ。

コーチェラを主催するコンサートプロモーション会社AEGライブほか有名コンサート会場やスポーツチームの株を所有する大富豪のフィリップ・アンシュッツ。

 突如出演を依頼されたうえ、大幅に低いギャラを提示されたザ・ウィークエンド側は、当然カニエと同額の出演費を要求。

 「コーチェラが水曜日に新しいラインナップを発表した後も、ザ・ウィークエンドとの契約は成立しておらず、ザ・ウィークエンドは、もしカニエと同じ契約を得られなければ、1時間後に辞退すると脅していました」と関係者は当時の状況を語るも、「ヘッドライナーが土壇場でコーチェラから撤退するという事態に直面し、アンシュッツの会社は屈してザ・ウィークエンドに同じ金額を支払うことに同意した」と最終的にはザ・ウィークエンドの要求に折れたことを明かした。

画像: ザ・ウィークエンドが出演費で揉める?

 2019年以来ということで、多くの人が楽しみにしているも、最後までドタバタのコーチェラ。突然ヘッドライナーを依頼されたザ・ウィークエンドは、コーチェラでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。(フロントロウ編集部)

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